ペーパー空間の線種の尺度は、オブジェクトを作成した空間の作図単位、またはペーパー空間単位に基づいて設定することができます。
- システム変数 PSLTSCALE を設定して、レイアウト(ペーパー空間)とレイアウト ビューポート(モデル空間)に異なるズーム倍率で表示されているオブジェクトに対して、同じ線種尺度を一貫して適用することができます。例:
- システム変数 PSLTSCALE を 1 (既定)に設定し、現在の線種を破線に設定してから、ペーパー空間レイアウトで線分を描きます。
- レイアウトで、ズーム倍率が 1x のビューポートを作成し、そのレイアウト ビューポートを現在に設定してから、同じ破線の線種を使用して線分を描きます。破線は、まったく同じように表示されます。
- ビューポートのズーム倍率を 2x に変更すると、ズーム倍率に関係なく、レイアウトに描く破線とレイアウト ビューポート内に描く破線の線種尺度は同じになります。
- PSLTSCALE がオンでも、システム変数 LTSCALE と CELTSCALE を使用して、ダッシュの長さをコントロールすることはできます。次の図では、左の図面の線種パターンは、ビューの尺度に関係なく同じになるように尺度が設定されています。右の図面では、線種の尺度は各ビューの尺度と同じです。