概要 - 参照されていない画層、ブロック、スタイル定義を名前削除する

参照されていない画層、ブロック、スタイル定義など、図面内の未使用の項目を削除することで、図面をクリーンアップすることができます。

「名前削除」という用語は、オブジェクトを削除するのではなく、定義を削除する場合に使用します。たとえば、破線の線種を使用しているすべてのオブジェクトを削除しても、線種の定義は図面に残ります。同様に、備品の「ブロック参照」を削除しても、その備品ブロックの「ブロック定義」は図面内に残ります。

参照されていない定義が極力少ない図面では、メモリの使用量が少なく、開いたり、保存するときのパフォーマンスが向上します。さらに、図面を名前削除すると、次のようなメリットがあります。

名前削除に例外を設けて、将来の作業のために標準化された定義を維持する必要があることもあります。

項目を名前削除できない理由を確認する

場合によっては、項目が名前削除できるように思え、[名前削除]ダイアログ ボックスで名前削除できない正確な理由がわからないことがあります。項目を削除できない一般的な理由は次のとおりです。

[名前削除]ダイアログ ボックスには、項目に関するすべての詳細情報と図面から項目を削除できない理由が表示されます。[名前削除できない項目を検索]をクリックし、[詳細]セクションを調べることで、必要な情報を見つけることができます。[オブジェクトを選択]ボタンを使用して名前削除できないブロック オブジェクトに移動し、名前削除できるように適切なアクションを実行することができます。

[名前削除]ダイアログ ボックスには、ツリー表示ペインで選択した項目のサムネイル プレビューが表示され、項目を視覚的に確認することもできます。