寸法を作成した後で、寸法値を移動、回転、または置換することができます。
また、寸法値を別の場所に移動したり、ホーム ポジション(現在の寸法スタイルで定義された位置)に戻すこともできます。次の図では、ホーム ポジションは寸法線の上の中央です。
寸法値は、寸法線に沿って左、右、または中央に、そして寸法補助線の内側または外側の任意の位置に移動することができます。この操作は、グリップを使用するとすばやく簡単に行えます。寸法値を上下に移動する場合、寸法線に対する寸法値の現在の垂直方向の位置合わせは変更されず、寸法線と寸法補助線が修正されます。寸法値を右下に移動した結果を次の図に示します。寸法値は、寸法線の垂直方向に対して中央に配置されたままになっています。
寸法値グリップを使用する
寸法値のグリップにカーソルを合わせると、次の機能に素早くアクセスできます。
- [ストレッチ]: これが、既定のグリップ動作です。
- 寸法値が寸法線上に配置されている場合、[ストレッチ]は寸法線を測定対象オブジェクトからより遠くにまたはより近くに移動します。別の基点を指定するか、寸法線を複写するには、コマンド ラインのプロンプトを使用します。
- 寸法値を寸法線から離れた場所に配置している場合(引出線ありまたはなしで)、[ストレッチ]は寸法線を移動せずに寸法値を移動します。
- [寸法線とともに移動]: 寸法値を寸法線上に配置し、寸法線を計測対象のオブジェクトからより遠くにまたはより近くに移動します(追加のプロンプトなし)。
- [文字のみを移動]: 寸法線を移動せずに、寸法値を配置します。
- [引出線とともに移動」: 寸法値を引出線とともに寸法線に配置します。
- [寸法線上]: 寸法値を寸法線上に配置します(垂直寸法の場合は寸法線の左)。
- [縦書き中心合わせ]: 寸法値を、寸法線が縦書き寸法値の中心を通過するように配置します。
- [文字の位置をリセット]: 寸法値を、アクティブな寸法スタイルに基づいて寸法値の既定(または「ホーム」)位置に戻します。