ディマンド ロードを最大限に活用するには、外部参照として使用する図面を画層インデックスおよび空間インデックスとともに保存することをお勧めします。
画層インデックスは、どのオブジェクトがどの画層上にあるのかを示すリストです。このリストは、プログラムがディマンド ロードと連動して、図面を参照する場合に使用されます。 これにより、読み込みと表示に必要なオブジェクトが決まります。参照図面内のフリーズ画層にあるオブジェクトは、参照図面に画層インデックスがあり、ディマンド ロードされている場合には読み込まれません。
空間インデックスは、3D 空間での位置に基づいてオブジェクトのリストを編成します。この編成は、図面がディマンド ロードされていて、かつ、外部参照としてクリップされている場合に、読み込む必要のあるオブジェクトを効率的に決定するのに使用されます。ディマンド ロードが有効で、かつ図面が外部参照としてアタッチされ、クリップされている場合、プログラムは、外部参照図面の空間インデックスを使用して、クリップ境界内にあるオブジェクトを決定します。次に、プログラムは、現在のセッションにそのオブジェクトのみを読み込みます。
空間インデックスと画層インデックスは、ディマンド ロードが有効になっている他の図面で外部参照として使用されることで、最大限に活用されます。外部参照として使用される予定のない図面、または部分的に開いた図面は、画層インデックスと空間インデックス、またはディマンド ロードのどちらからも利点を得ることはありません。