濃淡度の設定とは、オブジェクトを印刷するときに使用するインクを少なくすることです。したがって、オブジェクトは、画面と出力用紙の両方に淡色で描かれるようになります。つまり、濃淡度を使用すると、オブジェクトの色のプロパティを変更せずに、図面内のオブジェクトを区別することができます。
オブジェクトに濃淡度の値を割り当てるには、まず、オブジェクトに印刷スタイルを割り当て、次に、その印刷スタイルで濃淡度の値を定義します。
濃淡度の値は、0 ~ 100 の範囲で指定できます。既定の設定は 100 であり、これは濃淡度の値を適用しないという意味になるため、オブジェクトは通常のインク濃度で表示されます。また、濃淡度の値に 0 を指定すると、オブジェクトにはインクを割り当てないという意味になるため、そのビューポートでは表示されなくなります。