vl-string-elt (AutoLISP)

文字列内の指定された位置の文字の文字コードを返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(vl-string-elt str position)

str

タイプ: 文字列

調査する文字値。

position

タイプ: 整数型

文字列内の位置。先頭の文字の位置は 0(ゼロ)。

戻り値

タイプ: 整数またはエラー

指定された位置の文字の文字コードを表す数値。

注: position が str の範囲外の場合、エラーが発生します。

リリース情報

リリース:

• AutoCAD R14 and later on Windows
• AutoCAD 2011 and later on Mac OS

履歴

AutoCAD 2021

• str 引数は、以前 ASCII 文字列または文字(1 ～ 255 の範囲)を受け入れましたが、現在は Unicode テキスト文字列または文字(1 ～ 65536 の範囲)を受け入れるようになりました。
• 戻り値は Unicode 文字をサポートするように修正されており、旧リリースと異なる場合があります。たとえば、以前 (vl-string-elt "abc中" 3) は 128 を返しましたが、現在は 20013 を返します。
• システム変数 LISPSYS は、使用する AutoLISP エンジンと関数の動作をコントロールします。
  • 0 - ASCII 文字をサポート(従来の動作)
  • 1 または 2 - Unicode 文字をサポート
  注: システム変数 LISPSYS の値を変更した後、変更を反映するには AutoCAD を再起動する必要があります。

例

(vl-string-elt "May the Force be with you" 8)
70