AutoCAD Mechanical ツールセット には、コンポーネント ビューまたはフォルダの設定を変更するいくつかのコマンドがあります。
コンポーネント ビューまたはフォルダの基点を変更する場合は、AMSBASE[ストラクチャ基点を変更]コマンドを使用します。これにより、作成時に任意の基点を自由に設定し、すべてのジオメトリをそのコンポーネント ビューまたはフォルダに取り込んだ後、より適切な基点を設定できます。
コンポーネント ビューまたはフォルダの定義を別の定義に置き換える場合は、AMSREPLACEDEF[ストラクチャ定義の置換]コマンドを使用します。たとえば、一方が 15 mm で他方が 25 mm の長さであることを除けば同一である 2 つの類似パーツがあり、15 mm のパーツを 25 mm のパーツで置き換える場合、AMSREPLACEDEF[ストラクチャ定義の置換]コマンドを使用して、15 mm のパーツの定義を置き換えます。
他のインスタンスに影響を与えずに、コンポーネント ビューまたはフォルダの 1 つだけのインスタンスのジオメトリを変更する場合、Mechanical ブラウザの右クリック メニューを使用して、コンポーネント ビューの定義にあるリンクを切断し、独立した定義にすることができます。新しい定義は元の定義と同じコピーであるため、対応するコマンドの名前は AMSCOPYDEF[ストラクチャ定義をコピー]です。リンクの切断後に行った変更は、元の定義に影響しません。変更はそのインスタンスのみに適用されます。
Mechanical ブラウザでコンポーネントを選択し、次のプロパティをオーバーライドさせることができます。
1 つまたは 1 組のストラクチャのコンポーネント ビューに仮想タイプのプロパティを割り当てて、図面内の他のコンポーネントおよびビューを強調することができます。これは、コンポーネントおよびビューの表示/非表示を管理する機能です。コンポーネントおよびビューに、より目立つプロパティを割り当てて、最も見えにくいコンポーネントに注目を集めるようにすることもできます。