製図規格設定をある図面から別の図面に読み込む必要がある場合があります。
例を次に示します。
- クライアントから図面を受け取り、その図面で作業する前に、その図面を会社の規格に合わせて変換する必要がある。
- 現在の図面の操作を開始してから、会社の規格テンプレートが改訂された。現在の図面を、今すぐ会社の最新の規格に更新する必要がある。
- 作業中の図面の製図規格の設定で、有用な変更をいくつか行った。その変更を会社全体に適用するため、会社の規格テンプレートを更新する必要がある。たとえば、次のような変更がある。
- 一部のシンボルのシンボル ライブラリを更新する。
- 部品表のコンポーネント プロパティに複雑な式を追加する。
- 別の図面またはテンプレートに存在する面の指示記号のプリセット一覧(あるいは注記テンプレートまたはシンボル ライブラリ)を、現在の図面で使用する必要がある。
AMSETUPDWG コマンドを使用して、テンプレート(.dwt ファイル)から現在の図面に製図規格を読み込みます。AMSETUPDWG[図面セットアップ]では次の処理を実行できます。
- 図面テンプレートからすべての規格を読み込む。
- (図面テンプレートのすべての規格ではなく)選択した規格のみを読み込む
- 次のいずれかを読み込み、それ以外は読み込まない。
- シンボル ライブラリ
- 注記テンプレート
- 面の指示記号の編集一覧
- 現在の図面の変更を確認してから確定し、レポートを Microsoft Excel に保存する。
- 再利用するために読み込み設定を保存する。
ほとんどの場合、製図規格によってコントロールされるオブジェクトは、製図セッション中に、設定の変更に反応します。穴座標寸法と表題欄はこの規則の既知の例外です。特殊な環境では、他のオブジェクトが設定の変更に反応しないことがあります。これは、一般に、現在の製図規格とオブジェクト/画層設定の変更を含む変更の組み合わせの最終結果によるものです。
注:
DWG ファイルから設定を読み込む前に、それを DWT ファイルとして保存する必要があります。これは AMSETUPDWG で DWG ファイルからの読み込みをサポートしていないためです。