概要 - 寸法スタイルを設定する(AutoCAD Mechanical ツールセット)

図面の製図規格を選択するとき、規格に準拠した一連の寸法スタイルが自動的に図面に追加されます。

必要に応じて、AMOPTIONS[オプション]コマンドを使用して、寸法スタイルの設定を変更できます。

DIMSTYLE[寸法スタイル管理]ではなく、AMOPTIONS[オプション]を使用するのはなぜですか?

寸法スタイルを修正できる方法は 2 つあります。AutoCAD DIMSTYLE コマンドを使用するか、[オプション]ダイアログ ボックスの[AM:規格]タブから[寸法スタイル]にアクセスします(AMOPTIONS[オプション]コマンド)。

DIMSTYLE[寸法スタイル管理]ではなく、AMOPTIONS[オプション]を使用する方法をお勧めします。AutoCAD Mechanical ツールセット は即時に寸法スタイルを作成するため、DIMSTYLE コマンドを使用するときに、必要なすべての寸法スタイルにアクセスできない場合があります。

基本寸法スタイルとサブスタイル

製図規格に関連付けられた寸法スタイルは、基本寸法スタイル(図の 1)とサブスタイル(図の 2)からなります。基本寸法スタイルは、その規格の寸法の基本設定を定義し、サブスタイルは異なる寸法タイプのスタイルを明示的に定義します。ほとんどの場合、サブスタイルは基本スタイルと同じです。寸法スタイルに独自の特性を設定する必要がある場合、寸法スタイルの既定の設定に、基本寸法スタイルとは異なる設定を少なくとも 1 つは持っている場合もあります。

基本寸法スタイルの設定を変更すると、その変更はサブスタイルにも適用されます。ただし、サブスタイルの設定が変更前の基本寸法スタイルと一致しない場合(サブスタイルの設定がオーバーライドされた場合など)、その設定はサブスタイルに適用されません。

AutoCAD Mechanical ツールセット では、[寸法スタイル]ダイアログ ボックスでサブスタイルをリセットするオプションを提供しています。サブスタイルをリセットすると、現在の基本寸法スタイルと同期され、そのサブスタイルのすべてのユーザ定義のオーバーライドが削除されます。対応する寸法タイプの独自の特性を設定する必要があるオーバーライドは、リセットされません。