AutoCAD Mechanical ツールセット では、作図領域に配置された後に寸法を再配置するための多くのコマンドが用意されています。
AMDIMARRANGE[寸法配置]コマンドでは、距離スナップ設定を使用して、輪郭のエッジに対して寸法を整列させることができます。前の図は、寸法(1)をより高いエッジ(2)に移動する様子を示しています。AMDIMARRANGE は、並列寸法として使用される長さ寸法、累進寸法、角度寸法に対して機能します。
AMDIMALIGN[寸法位置合わせ]コマンドでは、直列寸法のように、寸法を別の寸法に位置合わせできます。前の図は、1 つの寸法を基準(1)として選択し、その他の寸法(2)が基準の寸法に位置合わせされる様子を示しています。角度寸法および長さ寸法を位置合わせできます。
AMDIMJOIN[寸法結合]コマンドでは、2 つの隣接する寸法を 1 つの寸法として結合できます。前の図は、1 つの寸法を基準(1)として選択し、もう 1 つの寸法(2)が基準の寸法に結合される様子を示しています。
AMDIMINSERT[寸法挿入]コマンドでは寸法を分割できます。前の図は、寸法を選択して(1)、挿入する寸法補助線の原点(2)を指定し、寸法が分割される様子を示しています。
寸法(1)が他の寸法またはオブジェクトと交差する場合は、AMDIMBREAK[寸法部分削除]コマンドを使用して、交差点で部分削除します。部分削除は自動調整されます。交差する寸法を移動すると、寸法と一緒に部分削除も移動します。寸法を削除すると、部分削除も消えます。