概要 - 注釈ビュー(AutoCAD Mechanical ツールセット)

注釈ビューは、注釈を付けるという明確な目的のためにコンポーネントから生成されるビューです。

注釈ビューは連携しているため、モデル空間内のパーツやアセンブリを変更すると、注釈ビューも自動的に更新されます。寸法、パーツ一覧、バルーンなどのオブジェクトを使用して、注釈ビューに注釈を付けると、それらに自動的に変更が反映されます。Mechanical ブラウザでは、注釈ビューがアイコンで示されます。

レイアウトの注釈ビュー

レイアウトに注釈ビューを配置できるので、モデル空間は設計専用に使用し、レイアウトは詳細表示や注釈付けに使用するという使用方法が可能です。 注釈ビューは主に、レイアウトで使用するために設計されていますが、モデル空間でも使用することができます。

サブビューとサブビュー ラベル

コンポーネントにコンポーネント ビューがあるのと同じように、注釈ビューにはサブビューがあります。サブビューは、注釈ビューが生成されるコンポーネントのコンポーネント ビューに対応します。AutoCAD Mechanical ツールセット では、作図領域に注釈ビューを配置した時点で、サブビューごとにラベルが自動作成されるようにすることができます。ラベルは計算式から算出され、ラベル文字の高さは製図規格の設定によってコントロールされます。

外部参照としての注釈ビュー

コンポーネントへの外部参照を作成するのと同じ要領で、注釈ビューへの外部参照を作成することができます。これにより、dwg ファイルにパーツやアセンブリの完全な注釈が付けられた注釈ビューがある場合、それを他の図面に再利用できます。

注釈ビューに加えた変更内容は、尺度を除くすべてがソースに書き込まれます。そのため、注釈ビュー内の注釈を修正した場合は、その注釈ビューを参照するすべての dwg ファイルだけでなく、ソースの dwg ファイルにもその変更内容が反映されます。ソースの dwg ファイルに影響しないように注釈を変更する必要がある場合は、注釈ビューをローカル化することができます。この場合、注釈ビューは外部コンポーネントのローカル注釈ビューになります。これにより、dwg ファイルに影響を与えることなく、注釈ビューの注釈を修正することができます。

外部参照コンポーネントのローカル注釈ビューは、ソース図面に外部化することのみできます。