[パワーディメンジョン]リボン コンテキスト タブには[はめあい/許容差]パネルが表示され、これを使用して寸法にはめあいや許容差を追加できます。
まず、[はめあい/許容差]パネルにある所定のボタンを押して、寸法にはめあいや許容差を含めるかを選択します。続けて、選択内容に応じて、はめあい表示方法または許容差方法を指定します。
既定のはめあいおよび許容差表示方法を最も頻繁に使用される値に変更することもできます。したがって、寸法を配置するたびに表示方法を変更する必要はありません。
はめあいまたは許容差を寸法に追加し、リストから表示方法を選択できます。また、寸法値の精度とは別にはめあいと許容差の精度をコントロールできます。製図規格によって寸法許容差の文字のサイズが自動的にコントロールされ、追加の寸法スタイルを指定する必要はありません。
[はめあい]
表示ドロップダウンでは、さまざまなはめあい表示方法がサムネイル リストに表示されます。所定のはめあい表示方法を選択後、[はめあい]ダイアログ ボックスではめあいの注釈と数を指定します。このダイアログ ボックスでは、シャフトと穴のはめあいを比較し、適切な注釈を選択できます。次のオプションから選択できます。
- 強圧入焼きばめ(FN)
- 位置決めすきまばめ(LC)
- 位置決め圧入ばめ(LN)
- 位置決め中間ばめ(LT)
- 転合ばめおよび滑合ばめ(RC)
はめあいの注釈を選択後、AutoCAD Mechanical ツールセット ではエンジニア ハンドブックに基づいて寸法許容差が計算されます。AutoCAD Mechanical ツールセット選択したはめあい表示方法に応じて、これらの値は寸法値の一部として表示されます。
AMFITSLIST[はめあい一覧]コマンドは、作図領域に配置された寸法から、はめあい一覧を生成します。モデル空間では、図面枠内(AMTITLE[表題欄/図面枠挿入]コマンドで作成)にはめあい一覧を配置した場合、その図面枠内にあるはめあいのみがレポートされます。図面枠外にはめあい一覧を配置した場合、図面内のすべてのはめあいがレポートされます。はめあいを追加、削除、修正すると、はめあい一覧が更新されます。AutoCAD Mechanical ツールセット必要に応じて、その時点では更新されないようにし、後で AMFITSLIST[はめあい一覧]コマンドの更新オプションを使用することもできます。
[許容差]
許容差ドロップダウンでは、さまざまな許容差方法がサムネイル リストに表示されます。所定の許容差方法を選択後、寸法許容差を指定します。
使用したい形式が利用可能なはめあい表示方法および許容差方法のリストに存在しない場合、独自に作成し、リストに追加することができます。