AMPOWERDIM [パワーディメンジョン]を使用して長さ寸法または角度寸法を配置した後、同じコマンド セッション内で、直列または並列寸法として次以降の寸法を配置するためにコマンド ライン オプションを使用することができます。
直列オプションを選択すると、選択する各点で前の(基準)寸法に対して 1 列に並んだ直列寸法が作成されます。
同様に、並列寸法オプションを選択すると、選択する各点で適切な寸法間隔を維持しながら、基準寸法の上または下に並列寸法が作成されます。基準寸法として選択した寸法に応じて、 既存の寸法が自動的に並べ替えられます。各寸法線は DIMDLI システム変数値に基づき、前の寸法線からオフセットされます。
AMPOWERDIM コマンドの代わりに、並列寸法には AMPOWERDIM_BAS[パワーディメンジョン 並列寸法]コマンド、直列寸法には AMPOWERDIM_CHAIN[パワーディメンジョン 直列寸法]コマンドを使用できます。AMPOWERDIM コマンドでコマンド ライン オプションを使用して並列寸法および直列寸法を選択できます。AMPOWERDIM_BAS コマンドおよび AMPOWERDIM_CHAIN コマンドでは最初の選択手順がスキップされますが、それ以外は AMPOWERDIM と同じです。
AMAUTODIM コマンドを使用すると、直列寸法および並列寸法を作成することもできます。AMAUTODIM コマンドには、複数の寸法を同時に作成する機能が用意されています。個別のオブジェクトにも、ブロック内のオブジェクトにも、寸法を記入できます。寸法を記入するオブジェクトを選択してから、1 本目の寸法補助線の起点を指定します。すると、このコマンドは、選択されたオブジェクトの輪郭線上のすべての頂点の原点から寸法を作成します。距離スナップは、寸法記入するオブジェクトから適切な距離に寸法を配置する場合に役立ちます。DIMDLI システム変数は寸法間の間隔をコントロールします。同じコマンド セッションで両方の軸の寸法を作成できます。
最初に AMAUTODIM コマンドを使用して寸法を作成している場合は、並列寸法と直列寸法を相互に変換することもできます。