図面枠は、*.dwg ファイルの形式で用意されています。このファイルには、AMTITLE[表題欄/図面枠挿入]コマンドで必要な特定の形式のオブジェクトが記述されています。
AutoCAD Mechanical ツールセット には、サポートされている製図規格と用紙サイズごとに複数の図面枠の DWG ファイルが付属しています。たとえば、A4 の図面枠、JIS 規格の横長には jis_a4l.dwg が用意されています。これらのファイルをコピーしたり、カスタマイズしたり、カスタマイズした図面枠を使用するようシステムを環境設定することができます。
項目 | 説明 |
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1 | 内枠: 通常は画層 0 に描画されます。 |
2 | 外枠: 通常は画層 AM_BOR に描画されます。 |
3 | キーの位置を特定するキーワードが記述されている文字オブジェクトです。 |
文字オブジェクトの挿入点はキーの位置を特定します。AMTITLE[表題欄/図面枠挿入]コマンドでは、これらの点を使用して、さまざまなオプションが実装されます。たとえば、文字 !GENTITLE_INSERT の挿入点は表題欄の挿入点として使用されます。使用できるキーワードとオプションは製図規格ごとに異なります。
キーワード | 説明 |
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!GENTITLE_INSERT |
表題欄の挿入点を特定します。 |
!GENTITLE_INSERT_EXT1 |
1 番目の拡張表題欄の挿入点を特定します。 |
!GENTITLE_INSERT_EXT2 |
2 番目の拡張表題欄の挿入点を特定します。 |
!GENTITLE_LL |
有効な作図領域の左下のコーナーを特定します。通常、内枠の左下のコーナーになります。ただし、上に示したように、!GENTITLE_LL は左下のコーナーより上に配置されます。これは、A4 の用紙サイズを対象にした図面枠であることが原因です。この用紙サイズの場合、表題欄を挿入すると、下部の大半のスペースが表題欄で占有されます。このため、レンダリングでは、作図領域として使用できなくなります。 |
!GENTITLE_LU |
有効な作図領域の左上のコーナーを特定します。(GB 規格の場合、この点は反転部品番号の挿入点として使用されます) |
!GENTITLE_RU |
有効な作図領域の右上のコーナーを特定します。 |
!GENTITLE_MAX |
外枠の右上のコーナーを特定します。 |
!GENTITLE-BLLOC |
図面枠の挿入点です。 |