概要 - パーツ一覧のデータを編集する(AutoCAD Mechanical ツールセット)

パーツ一覧を作成した後、必要条件に合わせてパーツ一覧のデータを編集できます。

通常の編集操作の一部を次のリストに示します。並べ替えとフィルタリング以外のすべての変更内容は部品表に反映されます。

• パーツ一覧を並べ替える

  パーツ一覧全体または選択した行だけを並べ替えることができます。最大 3 つの並べ替え基準を指定できます。並べ替えは部品表には影響しません。

• 項目番号を変更する

  パーツ一覧の項目番号は、対応する部品表から自動的に取得されます。現在の順序を反映する場合など、部品表全体の番号を変更することもできます。必要に応じて、選択した 1 つの行または数行のみ、パーツ一覧全体の項目番号を変更できます。項目番号を手動で編集する場合、システムではその番号が検証されないため、ユーザが一意であることを確認する必要があります。

• 同じ列の複数のセルの値を変更する

  1 つのセル、または同時に複数のセルの値を変更できます。[Shift]を押したまま列内のセルの範囲を選択すると、[設定値]ツールバー ボタンで、値を同時に変更できます。式によって値が入力されるセルを固定値に変更した場合、そのセルには図面内の変更が反映されなくなります。

• セル内で式を入力するか、編集します。

  パーツ一覧で式を編集する機能は、セルの値を変更する場合や 1 つのパーツの値だけを丸める場合に役立ちます。式のバーで直接式を編集することも、式ビルダを起動して、システムで式の作成が支援される環境で式を作成することもできます。

• 行を結合する

  同一のパーツ参照でマークされたパーツが、パーツ一覧で 2 つの別々のパーツとして表示される場合があります。そのような場合、行を手動で結合できます。結合する行がシステムにより検証され、2 つのパーツが異なる場合(同一のデータがないパーツ参照)は結合されません。また、結合された行を分割することもできます。

• パーツ一覧をフィルタする

  フィルタを設定し、パーツ一覧に表示する項目数を制限することができます。カスタム フィルタを設定することも、次の定義済みフィルタから選択することもできます。

  • [バルーン記入] - バルーン記入されていない項目をフィルタ アウトします。
  • [標準部品] - すべての標準部品をフィルタ アウトするオプション、または標準部品以外のすべてのパーツをフィルタ アウトするオプションを提供します。
  • [パーツ] - 作図領域内で(パーツ一覧に表示する)コンポーネントを手動で選択できるようにすることで、パーツ一覧をフィルタします。
  • [シート] - パーツ一覧と同じレイアウトで表示されるパーツ以外のすべてのパーツをフィルタ アウトします。このフィルタはレイアウトのみで使用でき、注釈ビューには適用されません。

  パーツ一覧に複数のフィルタを追加できます。すべてのフィルタの基準を満たすパーツだけが表示されます。

  注: Mechanical ストラクチャの性質の自動調整によって、注釈ビュー内のパーツ一覧に適用されるフィルタは、同じコンポーネントのその他の注釈ビューに作成されるすべてのパーツ一覧に反映されます。