[挿入ウィザード]を使用するには

  1. [イメージ挿入]ダイアログ ボックスの[挿入オプション]領域で[挿入ウィザード]を選択します。
  2. 挿入オプションとイメージ ファイル名を選択したら、[開く]をクリックします。
  3. 該当する場合、イメージのカラー マップを選択します。
  4. [基礎とする配置設定を選択]ページでは、基礎とする配置設定を選択し、表示された配置設定を確認します。

    [イメージの既定値]と[イメージ ファイル]以外の基礎とする配置設定の場合は、リストされている配置設定タイプに対応する完全なパスが表示されて、適切な配置設定ファイルが読み込まれているかどうかを確認できます。基礎とする配置設定を希望通りに選択できないことが分かったら、挿入プロセスをキャンセルし、[Raster Design オプション]ダイアログ ボックスで配置設定検索パスを設定するか、配置設定ファイルを新しいフォルダにコピーしなければなりません。

  5. [次へ]をクリックします。[配置設定値を修正]ページが表示されます。

    配置設定値を修正する

  6. [修正]タブの[配置設定値を修正]領域で、挿入点の場所、回転角度、尺度に関する必要な修正を入力することができます。

    挿入点は、図面上のイメージの左下のコーナーです。

    この尺度値は、スキャンしたイメージ単位に対する AutoCAD 単位の比率を表します。尺度係数が 1 より大きいとイメージは大きく表示され、1 より小さいとイメージは小さく表示されます。

  7. オプションで、[イメージ単位]リストから新しい計測単位を選択します。

    たとえば、イメージが 300 dpi でスキャンされた場合は、解像度単位として[インチ]を選択します。解像度情報が選択した基礎とする配置設定とともに保存されている場合は、この値は変更できません。

  8. [次へ]をクリックします。

    [変換]ページが表示された場合、手順 9 から 14 を完了させます。それ以外の場合は手順 15 に進みます。

    座標系を変換する

  9. [変換]ペインに表示されるように、イメージの座標系と現在の図面の座標系を比較します。これら 2 つの座標系が一致していない場合、イメージを図面に正しく配置するためには、イメージに対して座標変換を実行しなければなりません。
  10. イメージの座標系を変換するには、[図面の座標系に変換]チェック ボックスをオンにします。それ以外の場合は手順 14 に進みます。イメージを変換する場合には、次の適切な[変換タイプ]を選択します。
    • True (ピクセル x ピクセル): 最も正確な結果を生成します。
    • 4 点ラバーシート変換: 参照点の近くが最も正確な、精度を重要視しない変換。
    • 3 点アフィン変換: FDO Connect によって実行された変換を複製します。
  11. イメージの座標系のコードがわかる場合、それを入力して手順 14 に進みます。
  12. ダイアログ ボックスの先頭にあるリストから、イメージで使用されている座標系カテゴリを選択します。
  13. [カテゴリ内の座標系]リストから、イメージで使用されている座標系を選択します。
  14. [次へ]をクリックします。[挿入]ページが表示されます。

    AutoCAD 挿入値を変更する

  15. オプションで、配置設定値を変更するには、次のどちらかを行います。
    • 数値を指定するには、[X]、[Y]、および[Z]ボックスに座標を入力して図面の挿入点を指定し、回転角度および尺度値に必要な変更を入力します。
    • 画面上で挿入点(左下のコーナー)、回転角度、尺度を指定するには、[点を指定]ボタンをクリックします。[点を指定]ボタンは、座標変換が適用されている場合には使用できません。詳細は、「挿入前にイメージ フレームを調整する」を参照してください。

      AutoCAD Raster Design ツールセットの[挿入ウィザード]はモードレスです。したがって、ウィザードを開いたまま、配置設定中にイメージ フレームをグリップ編集し、続けてウィザードを実行できます。イメージ フレームに加えたグリップ編集による変更は、直ちに[挿入]ぺージに反映されます。

  16. オプションで、イメージ フレームの色を変更するには、[色]領域で[選択]をクリックします。
    注: モノクロ イメージ を挿入すると、前景色が変更されます。モノクロ イメージを挿入するときに、AutoCAD Raster Design ツールセットは、まず指定した基礎とする配置設定の前景色を検索します。色情報が見つからなかった場合には、現在の色が前景色の既定値になります。
  17. [完了]をクリックします。イメージが図面に挿入されます。