この練習では、マルチスペクトル データセットから得られる複数のイメージ バンドを、単一の表示イメージに結合します。
マルチスペクトル データ セットの各バンドは、グレースケール イメージとして個別に表示できますが、このデータ タイプの本当の分析値は、2 つまたは 3 つのバンドを別々のカラー チャンネルに割り当て、「擬似カラー」イメージとして表示したときに明らかになります。
この練習では、カラー マップ コントロールを使用して、7 つのイメージ バンドを組み合わせたものをさまざまな方法で表示します。
この図面には、7 つの衛星イメージのマルチスペクトル セットが含まれており、カラー マップは標準の疑似カラー イメージを表示するように設定されています。
標準の疑似カラー マップを使用する
このカラー マップは、異なる種類の植物や河川が見やすくなるようにイメージを作成するため、水深と土地表面の分析に役立ちます。次のいくつかの手順では、2 種類のサンプルを調べます。
このビューでは、針葉樹林帯が暗い赤で、落葉樹林帯がそれより明るい赤で表示されます。
このビューでは、澄んだ水の河川は暗い青で、浅いか堆積物のある河川は明るい青で表示されます。水面下の水路と陸棚がはっきりとわかります。
自然のカラー マップを作成する
このカラー マップは、自然の外観に近い色で地形を示します。右上のグレーの市街地は、緑の森林に覆われた薄茶色の丘に隣接しています。カラー マップを変更すると、この地域の特徴をさらに詳細に見ることができます。
土地表面の分析用にカラー マップを作成する
バンド 5(B50)は、植物と地表の含水量の変化に非常に敏感に反応します。 その結果、このカラー マップは異なる種類の土地被覆に対してさまざまな緑色の量を示しています。
このビューでは、樹木はえび茶色で表示されますが、植物が乾燥するに連れて緑の色調が強くなるため、植物はオレンジ色か緑色で表示されます。この写真の自然の草地は乾燥していて、わずかに被覆されています。そのため、薄緑がかった青で表示されます。土が露出した地域と市街地は、青とグレーで表示されます。
岩と土の分析用にカラー マップを作成する
このカラー マップのバンド 7 は、岩と土の含水量を赤の階調として表示します。赤が暗くなるに連れて、含水量が高くなります。バンド 4 が緑チャンネルに割り当てられているため、植物は異なる緑の階調で表示されます。