イメージに他の AutoCAD コマンドを使用する

イメージ フレームは AutoCAD オブジェクトとして扱われるため、MOVE[移動]、COPY[複写]、ROTATE[回転]、SCALE[尺度変更]などの標準の AutoCAD コマンドを使用してイメージを修正できます。

AutoCAD のグリップ編集機能を使用してイメージのフレームやベクトルを選択して、図形編集コマンドを選択することもできます。ラスター イメージとベクトル オブジェクトを一緒に選択セットに含めることにより、それらを同時に編集することもできます。

注: AutoCAD の UNDO[元に戻す]コマンドを使用して、最大 10 個の AutoCAD Raster Design ツールセット イメージ編集を元に戻すことができます。この制限は、ラスター データを実際に変更する編集操作に適用されますが、表示のみの変更には適用されません。この制限が適用される操作には、ラスター図形処理(REM)、ヒストグラム、削除、クロップ、パレット管理、ラバーシートなどがあります。

よく使う AutoCAD コマンド:

使用する AutoCAD コマンド... 操作内容
REGEN[再作図] イメージの表示順序を正しく復元します。イメージを編集すると、そのイメージは図面内の他のイメージの最前面に配置されます。AutoCADの REGEN[再作図]コマンドを使用すると、イメージが正しい表示順序に復元されます。
LAYER[画層管理]

イメージの表示を管理します。イメージをそれぞれ別の画層に挿入してから LAYER[画層管理]オプションを使用してイメージ画層の表示/非表示、フリーズ、色変更、または編集禁止にするためのロック設定を行います。

ZOOM[ズーム]と PAN[画面移動]

イメージのズームと画面移動を行います。

UNDO[元に戻す]

AutoCAD Raster Design ツールセット コマンドの効果を取り消します。

DVIEW[3D ダイナミック ビュー]

UCS を任意の角度に回転し、イメージを別の角度から表示します。

注: VPOINT[3D視点]コマンドを使用して、図面の 3D 視点を 0,0,1 以外に変更すると、イメージを編集できなくなります。
PLOT[印刷]

イメージを印刷出力します。

SCALE[尺度変更]

REM オブジェクトまたは挿入を尺度変更します。

DYNMODE[動的モード]

非表示(0)、ポインタ入力(1), 寸法入力(2), またはその両方の入力(3)を指定するためにダイナミック入力変数を設定します。

OSNAP[オブジェクト スナップ]

イメージ フレームおよび REM オブジェクトにスナップします。