REM 領域オブジェクトを定義する

ポリゴン内のピクセルなど、特定の領域内のピクセルで作業を行う場合、REM 領域オブジェクト定義してください。

領域を定義するには、[ラスター]メニューの[ラスター図形処理]サブメニュー、[REM 領域]ツールバー、またはコマンド ラインを使用します。

ポリゴン、長方形、平行四辺形、円の領域オブジェクトを定義することができます。また、既存のベクトル オブジェクトから領域オブジェクトを定義することもできます。

領域オブジェクトを定義すると、領域オブジェクトを編集して既存のイメージに合成したり、領域オブジェクトから新しいイメージを作成できます。

たとえば、次の例に示されているように、航空写真内の宅地開発区画を領域オブジェクトとして定義することができます。その後、その領域オブジェクトを、道路図面のベースとして使用できる新しいイメージに変換できます。

グリップの動作

ポリゴン、長方形、または平行四辺形の領域オブジェクトには、各頂点にグリップがあり、そのオブジェクトを選択する際に使用できます。グリップを移動すると、オブジェクトが移動します。

円形領域オブジェクトには 5 つのグリップがあり、1 つは円の中心に、4 つは円周上にあります。

線分の始点または終点のグリップ点をストレッチすると、AutoCAD Raster Design ツールセット によって、元の線幅を使用して新しい始点または終点の再描画が行われます。AutoCAD Raster Design ツールセット によって線分が再描画されるとき、現在の AutoCAD の線種が使用されます。

円弧のいずれかのグリップ点をストレッチすると、AutoCAD Raster Design ツールセット によって、元の線幅のまま、円弧の始点、終点、半径が変更されて再描画されます。AutoCAD Raster Design ツールセット によって円弧が再描画されると、き、現在の AutoCAD の線種が使用されます。

注: このグリップのこの動作は、REM 定義モードの場合とは異なります。