mask_influence

マスク インフルエンスを使用すると、ジオメトリまでの距離に基づいて他のインフルエンス ノードの効果の量を変更できます。このインフルエンスが有効なのは、influence ポートを通して他のインフルエンス ノードと組み合わせた場合のみです。ジオメトリによっては、geometry ポートに接続する必要もあります。

このノードを使用するには、出力を wind_influence、などのインフルエンス ノードの influence 入力に接続します。使用するジオメトリも geometry ポートに接続します。

入力

influence

オプションとして、インフルエンス フィールド out_influence をこのポートに接続することができます。たとえば、modulate_influence ノードを接続すると、シミュレーション プロパティに基づいて効果をさらに変化させることができます。任意の個数のインフルエンス フィールドをデイジー チェーンに追加して、複雑なフィールドを作成することができます。

geometry

マスクに使用するジオメトリを定義します。geometry に何も接続されていない場合は、このノードの効果が 0 になります。

全般

enable

この効果を無効にするには、オフにします。無効にすると、ノードは通過ノードになります。インフルエンス入力ポートに接続された他のインフルエンス フィールドは、これを無効にしても、引き続きアクティブなままになります。

geo_shape

ジオメトリとの距離を求めるために使用する方法を定義します。

resolution_mode

解像度モードが geo_detail_size の単位を決定します。

geo_detail_size

マスクに使用する距離フィールド(または等位集合)を作成するときに、入力ジオメトリをボクセル化する精度を定義します。値が小さいほど、キャプチャされる入力ジオメトリの詳細度は上がりますが、速度は下がり、メモリ使用量が増大します。

geo_volume_mode

入力メッシュのボクセル化方法を定義します。

マスク プロパティ

magnitude

これは、マスクに対する全体的な効果レベルです。必要に応じて、このプロパティに scalarField を接続することもできます。値を 0 に設定すると、インフルエンスは効果を及ぼしません。値を 1.0 にすると、通常は完全な効果を及ぼします。

min_distance

ジオメトリとの距離の下限値。距離がこの値を下回ると、効果のレベルが最大になります。球などの閉じたメッシュの方が、平面などの開いたメッシュよりも効率的に動作します。ジオメトリ内では距離が負の値になるため、min_distance に負の値を使用して、効果が最大になるポイントをメッシュの内側にオフセットすることができます。

max_distance

ジオメトリまでの距離の上限値。距離がこの値を上回ると、効果が 0 になります。

dropoff

距離が min_distancemax_distance の間である場合に、効果が減衰する速度を決定します。値が 0.0 の場合は、max_distance 内のすべての距離で効果が最大になり、この距離を超えると効果がゼロになります。値が 1.0 の場合は、min_distance で効果が最大になる状態から max_distance で効果がゼロになる状態まで、線形に減衰します。値が 2.0 の場合は、2 の累乗で減衰します。値が大きいほど、距離と共にフォースが減衰する速度が速くなります。

invert

オンにすると、マスクが反転します。したがって、オンにした場合は、ジオメトリの外部で効果が最大になり、ジオメトリの内部で効果が 0 になります。

出力

out_influence

シミュレーション ノードや他のインフルエンス ノードに接続できる出力インフルエンス オブジェクト。