modulate_influence調節インフルエンスを使用すると、シミュレーション プロパティを使用して、他のインフルエンス ノードによって適用される効果の量をスケールすることができます。このノードは mask_influence と似ていますが、ジオメトリまでの距離ではなく、シミュレーション プロパティを使用してマスク値を生成します。これが非常に便利な場合があります。たとえば、Aero プロパティ voxel_fog_density を使用して gravity_influence を調節することができます。このようにすると、Aero の浮力と似たような効果が作成されますが、使用するのは密度であって、温度ではありません。この調節を行わないで重力を適用した場合は、密度のあるボクセルだけでなく、すべてのボクセル(空の気体を含む)に加速度が適用されるため、フォグが空気に対して移動することはありません。
このノードを使用するには、出力を wind_influence、などのインフルエンス ノードの influence 入力に接続します。他のインフルエンス ノードと組み合わせない限り、このノードは効果がありません。
influenceオプションとして、インフルエンス フィールド out_influence をこのポートに接続することができます。たとえば、mask_influence ノードを接続して、このインフルエンスの効果をマスクすることができます。任意の個数のインフルエンス フィールドをデイジー チェーンに追加して、複雑なフィールドを作成することができます。これにより、このポートに接続されたすべてのインフルエンスも調節されることに注意してください。
enableこの効果を無効にするには、オフにします。無効にすると、ノードは通過ノードになります。インフルエンス入力ポートに接続された他のインフルエンス フィールドは、これを無効にしても、引き続きアクティブなままになります。
propertyインフルエンスに使用するシミュレーション プロパティの名前。現在は、プロパティの型は float または float3 にする必要があります。point_velocity のような float3 型のプロパティでは、インフルエンスの効果をスケールする際にプロパティのマグニチュードが使用されます。たとえば、これと drag_influence を組み合わせると、point_velocity の値が大きい場合に限り、パーティクルに適用される量を増やすことができます。
use_gradient有効にすると、プロパティのグラディエント(または勾配)が使用されます。現在、これは aero_simulation の voxel_temperature などのボリューム プロパティでのみ機能します。たとえば、Aero シミュレーションの voxel_temperature のグラディエントを使用して渦度を調整できます。ボクセル全体で温度が大幅に変化するシミュレーションの場所では、より多くの渦度を得られます。
minシミュレーション プロパティの最小値。この値を下回ると、接続されたすべてのインフルエンス ノードの効果が 0 になります。プロパティ値が max になって、接続されたインフルエンスの効果が最大になるまで、効果は線形に増加します。
maxシミュレーション プロパティの最大値。この値を上回ると、接続されたすべてのインフルエンス ノードの効果が最大になります。
invertこのインフルエンスの効果を反転させます。オンにすると、シミュレーション プロパティの値が min より小さい場合は効果が最大になり、max より大きい場合は効果が 0 になります。
out_influenceシミュレーション ノードや他のインフルエンス ノードに接続できる出力インフルエンス オブジェクト。