point_scopeポイント ジオメトリとポイント単位のプロパティを視覚化し、解析するための診断コンパウンド。
ポイント ジオメトリおよびポイント単位のプロパティに接続されているほとんどのデータを視覚化するために出力できるジオメトリを表すオブジェクトの配列を出力します。
このコンパウンドの主要機能により、point_geo ポートに渡されたすべてのポイント ジオメトリは抽出され、診断カラー、ベクトル プロパティのベクトル表示などを使用して表示されます。このコンパウンドは、ポイント クラウド、パーティクル、メッシュ(頂点がポイントである場合)、ストランド、カーブ(CV がポイントである場合)など、内部にポイントが含まれているオブジェクトに作用します。
解析の設定に使用できるパラメータ セクションには、「ポイント シェイプ」、「カラー」、「矢印」、「カリング」の 4 種類があります。各パラメータ セクションの説明は、次のとおりです。
point_geo ポートは、解析される実際のポイント ジオメトリを受け入れます。
このパラメータ セクションは、ポイント表示のシェイプとサイズをコントロールします。
Shape パラメータは、ポイントを視覚化するときに使用するシェイプをコントロールします。Default Size パラメータは視覚化された各ポイントのサイズをコントロールします。このパラメータ セクションは、各ポイントのカラーをコントロールします。
Color パラメータは、ポイントの既定のカラーを定義します。
Coloring Mode パラメータは、ポイントの色付けに使用されるルールを決定します。値は、次のオプションを持つ列挙型です。
「Color」: このモードは、Color パラメータの設定値を単に使用します。
「ColoredProperty」: このモードは、Coloring Property に Color パラメータを乗算してポイントに色を付けます。Coloring Property がスカラーの場合、このオプションは Color の均一なスケーリングになります。負の値はクランプされず、修正もされません。Coloring Property がベクトルの場合は、Color との乗算がコンポーネント単位で実行されます。たとえば、x コンポーネントは赤をスケールし、y コンポーネントは青をスケールします(以下同様)。
「ColoredPropertyInvertNeg」: このモードは「ColoredProperty」と同じですが、次の注意事項があります。Coloring Property がスカラー値で、負の値の場合、生成されるカラーは、1-Color の値を Coloring Property の絶対値でスケーリングした結果になります。また、ベクトル値のプロパティは、その大きさを取得することで、スカラーに変換されることに注意してください。
「ColoredPropertyMagnitude」: このオプションは、Coloring Property の大きさを取得し、Color のスケーリングに使用されます。Coloring Property がすでにスカラーになっている場合は、絶対値が使用されます。
「Property」: このモードは、Coloring Property の内容を RGB に直接マッピングすることで、ポイントに単に色付けします。Coloring Property がベクトルでない場合は、グレースケール マッピングが行われます。
「NormalVector」: このモードは RGB にマッピングされたデータを使用しますが、ベクトルは 0 ~ 1 の 範囲に正規化されて、再マップされます。
「Heatmap」: このモードは Coloring Property の大きさを取得し、3 つの F カーブを使用して結果を R、G、B にマッピングします。
「Palette」: このモードは、整数とブール値のプロパティ用に設計されています。固定されたカラー パレットとのマッピングには、Coloring Property が使用されます。
Coloring Property パラメータを使用すると、ポイントの色付けを行うポイント単位のプロパティをコントロールできます(上記のオプションを参照)。
Heatmap R パラメータは、「Heatmap」カラー モード(上記を参照)を使用している場合、赤のコンポーネントを制御します。
Heatmap G パラメータは、「Heatmap」カラー モード(上記を参照)を使用している場合、緑のコンポーネントを制御します。
Heatmap B パラメータは、「Heatmap」カラー モード(上記を参照)を使用している場合、青のコンポーネントを制御します。
このパラメータ セクションには、ポイント単位のプロパティを矢印として表示するコントロールが用意されています。
Enable Arrows パラメータは矢印表示のオン/オフを切り替えますArrow Property パラメータを使用すると、矢印の表示を制御するために使用されるポイント単位のプロパティをコントロールできます。通常、ベクトル プロパティは矢印にマッピングされます。一方、スカラー プロパティは(+X, +Y, +Z)方向を指す矢印に展開されます。ベクトルの各コンポーネントはスカラー値です。2D ベクトルは単に(x,y,0)矢印にマップされます。4D ベクトルの場合は、W コンポーネントがドロップされます。Normalize Arrow パラメータは、Arrow Property 値の大きさに関係なく、矢印を正規化します。Length Scale パラメータは矢印の長さをスケールし、正規化後に適用されます(Normalize Arrow パラメータがオンになっている場合)。このセクションのパラメータは、ポイント カリング関数をコントロールします。スカラー プロパティ値に基づいて、または外部ジオメトリを使用して、ポイントをカリングできます。
Cull By Scalar Property はカリングのオン/オフを切り替えますCull Property は、プロパティでカリングするために使用するされるポイント単位のプロパティをコントロールします。ベクトル プロパティは、大きさを取得することによってスカラーに変換されます。Keep Min Value は、カリングされないポイントや表示されないポイントの下限を定義します。値は Cull Property 内のポイント単位の値を参照します。Keep Max Value は、カリングされないポイントや表示されないポイントの上限を定義します。値は Cull Property 内のポイント単位の値を参照します。Invert Range は、カリングされるポイント セットと表示されるポイント セットを反転します。Bounds Geo を使用すると、外部ジオメトリ メッシュを使用して空間カリング領域を定義できます。空間カリングは、プロパティによるカリングを補完します。