Autodesk Civil 3D API の新機能

Autodesk Civil 3D 2022.2 での .NET の変更点

このセクションでは、Autodesk Civil 3D 2022.2 用 Autodesk Civil 3D .NET API の変更点について説明します。

ブリッジ

• 図面内のすべての橋梁オブジェクト ID の取得をサポートする .Net API が追加されました。
  • CivilApplication.ActiveDocument.GetBridgeIds()は、すべての橋梁オブジェクト ID を返します。
  • オブジェクト ID タイプは、Autodesk.Civil.DatabaseServices.Bridge です。
• クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.Bridge の .Net API が追加されました。次の項目が追加されました。
  • 橋梁内のすべての橋台のオブジェクト ID コレクションを取得する GetAbutmentIds()
  • 橋梁内のすべての構造物のコンテンツのオブジェクト ID コレクションを取得する GetAllContentIds()。このコンテンツは、ソリッドおよびメッシュです。
  • 橋梁内のすべての構造物のオブジェクト ID コレクションを取得する GetAllStructureIds()。この構造物には、すべての橋台、桁、橋脚、基礎、一般オブジェクト、およびデッキが含まれます。
  • 橋梁の Guid 文字列を取得する BridgeGuid
  • 橋梁内のデッキのオブジェクト ID を取得する DeckId
  • 橋梁内のすべての基礎のオブジェクト ID コレクションを取得する GetFoundationIds
  • 橋梁内のすべての一般オブジェクトのオブジェクト ID コレクションを取得する GetGenericObjectIds
  • この橋梁内のすべての桁グループのオブジェクト ID コレクションを取得する GetGirderGroupIds。1 つの桁グループに一連の桁を含めることができます。
  • 橋梁内のすべての桁のオブジェクト ID コレクションを取得する GetGirderIds
  • 橋梁内のすべての橋脚のオブジェクト ID コレクションを取得する GetPierIds
• デッキや橋台などの、すべての橋梁構造物クラスの基本クラスである、クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeStructure の .Net API が追加されました。このクラスのメソッドには、次のものが含まれています。
  • この橋梁構造物の Guid 文字列を取得する BridgeStructureGuid
  • この橋梁構造物のコンテンツのオブジェクト ID コレクションを取得する GetContentIds
  • この橋梁構造物を含む橋梁のオブジェクト ID を取得する BridgeId
  • この橋梁構造物の橋梁構造物タイプを取得する BridgeStructureType。このタイプは、デッキ、橋台、基礎、一般オブジェクト、桁、桁グループ、または橋脚です。

• クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeStructure から派生した橋梁指定構造物クラスの .Net API が追加されました。

  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeAbutment の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この橋梁橋台の基礎のオブジェクト ID を取得する FoundationId
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeDeck の .Net API が追加されました。
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeFoundation の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この基礎の上にある橋台のオブジェクト ID を取得する AbutmentId
    • この基礎の上にある橋脚のオブジェクト ID を取得する PierId
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeGenericObject の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この橋梁一般オブジェクトの橋梁一般オブジェクト タイプを取得する GenericObjectType
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeGirder の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この橋梁桁を含む橋梁桁グループのオブジェクト ID を取得する GirderGroupId
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgeGirderGroup の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この橋梁桁グループの橋梁桁のオブジェクト ID コレクションを取得する GetGirderIds
  • クラス Autodesk.Civil.DatabaseServices.BridgePier の .Net API が追加されました。
    このクラスのメソッドは、次のとおりです。

    • この橋梁橋脚の基礎のオブジェクト ID を取得する FoundationId

Autodesk Civil 3D 2022.1 での .NET の変更点

このセクションでは、Autodesk Civil 3D 2022.1 用 Autodesk Civil 3D .NET API の変更点について説明します。

カント

• 限界測点(EquilibriumCant、CantDeficiency、CantGradient、VerticalSpeed、LateralAcceleration)のカント データのプロパティを取得するための API 呼び出しが追加されました。

コリドー

• 新しい .NET API CorridorCollection.RebuildAll() が追加されました。この API では、図面内のすべてのコリドーを作成し、その依存関係を考慮することができます。

横断/横断ビュー

• メソッド: SectionViewGroupCollection::Add(Point3d, Double, Double, SectionViewGroupCreationRangeOptions, SectionViewGroupCreationPlacementOptions, SectionDisplayOptionCollection, NAMESPACE_ACDB::ObjectId, NAMESPACE_ACDB::ObjectId): 線形の指定された測点範囲内に複数の SectionView を作成する SectionViewGroup を追加します。
• プロパティ: Section::StyleId: 横断の StyleId を取得または設定します。
• クラス: GraphDisplayOption: グラフ表示オプションの基本クラスです。
• クラス: GraphDisplayOptionCollection: グラフに使用されるすべてのグラフ表示オプションのコレクションを表します。
• クラス: SectionDisplayOption: 横断のソースに応じて横断表示オプションを変更するために使用されます。
• クラス: SectionDisplayOptionCollection: グラフに使用されるすべての横断表示オプションのコレクションを表します。
• メソッド: SectionViewGroup::UpdateLayout(): 現在の SectionViewGroup のレイアウトを更新して、横断ビューの位置をリセットします。
• メソッド: SectionViewGroup:: ImportLabelSetForSectionsInGroup(SectionSource, NAMESPACE_ACDB:: ObjectId): このグループの横断ビューに設定されたラベル内のラベル オブジェクトを読み込みます
• メソッド: SectionViewBandSet::ImportBandSetStyle(NAMESPACE_ACDB::ObjectId bandSetId): 既存の帯スタイルを現在のグラフに読み込みます。
• メソッド: SectionView:: GetSectionViewGroup(): 現在の SectionView の SectionViewGroup を取得します。
• プロパティ: SectionView:: SampleLineId: 横断抽出ライン ID の ObjectId を取得します
• プロパティ: SectionView:: SectionViewGroupName: 横断ビュー グループの名前を取得します
• クラス: SectionCorridorPointLabelGroup: 横断コリドー ポイント ラベル グループを表します。
• メソッド: SectionView:: GetSectionCorridorPointLabelGroupIds(): 横断ビューのすべての SectionCorridorPointLabelGroup オブジェクトの ObjectIdCollection を取得します。
• プロパティ: LabelStylesSectionRoot:: CorridorPointLabelStyles: すべての横断コリドー ポイント ラベル スタイルのコレクションを取得します。
• 列挙: LabelStyleType:: SectionCorridorPoint
• プロパティ: Section::CorridorSurfaceId: コリドー サーフェス オブジェクト ID を取得します。
• プロパティ: FeatureLine::CurvesCount: 計画線の曲線の数を取得します。
• メソッド: FeatureLine::SetCurveRadius(int index, double radius): 計画線の曲線のインデックスでの半径を設定します。
• メソッド: SampleLineGroup::ReportQuantities(): 横断抽出ラインのグループの数量レポートを生成します。
• メソッド: FeatureLine::GetCurveRadius(int index): 計画線の曲線のインデックスでの半径を取得します。

データ ショートカット

• クラス: DataShortcutKey: データ ショートカット情報を表します。
• メソッド: Entity::GetReferenceInfo(): 参照図形(IsReferenceObject = true)について、その参照情報を取得します。参照オブジェクトの情報が含まれる DataShortcutKey を返します。
• メソッド: DataShortcuts:: RepairBrokenDS RepairBrokenDRef(ObjectId brokenDRefId, System::String^ targetDwgFullPath, bool autoRepairOther);: 壊れた図形の参照図面パスを、ターゲットの図面パスで更新します。
• メソッド: bool RepairBrokenDataShortcut(int index, System::String^ targetDwgFullPath, bool autoRepairOther);: 壊れたデータ ショートカットを修復するために使用されます。
• 列挙: DataShortcuts::RefType: 使用可能なデータ ショートカット図形タイプです。
• メソッド: DataShortcuts::CreateReference(): データベース、図形名、およびソース図面の図形タイプに従って、ホスト図面でデータ参照図形を作成します。
• メソッド: DataShortcutManager::CreateReference(): データベース、図形名、およびソース図面の図形タイプに従って、ホスト図面でデータ参照図形を作成します。
• メソッド: DataShortcuts:: GetDSProjectId (): プロジェクト パスに従って、データ ショートカット プロジェクト ID を取得します。
• メソッド: DataShortcuts:: AssociateDSProject (): データ ショートカット プロジェクトを現在の図面に関連付けます。

横断勾配摺り付けビュー<so>オウダンコウバイスリツケビュー

• 横断勾配摺り付けビュー スタイルを設定する新しい API SuperElevationView::StyleId::set が追加されました。

COM の変更点

COM API を使用している場合、オブジェクトのバージョンを(Autodesk Civil 3D 2021 で使用されていた 13.3 から) 13.4 に更新する必要があります。公開されているオブジェクトとインタフェースは変わりませんが、既定で C:\Program Files\Common Files\Autodesk Shared\Civil Engineering 134 にインストールされている新しいライブラリを参照する必要があります。