RailSingleTrackCANT サブアセンブリを使用して、単線線路のレール、枕木、バラスト、サブバラストを挿入します。
RailSingleTrack サブアセンブリは、切土と盛土の状況において、現在の地盤に近い位置の左右両側に、法面展開サブアセンブリとともに配置する必要があります。このサブアセンブリは軌道のカントに対応します。
既定では、アタッチメント ポイントの位置はレール間の中心線にあります。サブアセンブリ パラメータにより、この点を基準として線路を移動することができます。
パラメータ |
説明 |
タイプ |
既定値 |
---|---|---|---|
カントの計測場所 | 各軌道の軌間線(面)間または中心線間に標高差が存在するかどうかを決定します。 |
オプションのリスト:
|
軌道中心線から軌道中心線 |
既定のカント | レール間の既定の標高差。右側のレールが左側のレールよりも高くなっている場合は正の値になり、右側のレールが左側のレールよりも低くなっている場合は負の値になります。この値はレイアウト モードで適用されます。サブアセンブリがさまざまなカント値に対してどのように反応するかを観測するのに役立ちます。この値が基線線形に存在する場合、この値はカントによって変更されます。 | 数値 | 0 |
ゲージ | 軌間幅 | 数値、負の数字以外 |
56.5" 1435 mm |
レール頭幅 | レールの頭部の幅。 | 数値、負の数字以外 |
2.72" 69 mm |
レールの高さ | 枕木の上面からレールの上面までの高さ | 数値、負の数字以外 |
6.625" 168 mm |
レール底面幅 | レールの底面の幅 | 数値、負の数字以外 |
5.5" 140 mm |
枕木板の厚さ | 枕木板の厚さ。これは枕木底面からレール底面までの距離にも相当します。 | 数値、負の数字以外 | 1"
25 mm |
レール底面からバラスト | レール底面からバラスト上面までの距離。この値が枕木板の厚さと等しい場合、バラストの上面と枕木の上面が同一平面上に配置されます。 | 数値、負の数字以外 | 1"
25 mm |
枕木の長さ | 枕木の長さ。 | 数値、負の数字以外 |
8.5' 2.59 m |
枕木の高さ | 枕木の高さ | 数値、負の数字以外 | 7"
178 mm |
バラストの最小高さ | 枕木底面とサブバラスト上面の間の最小垂直距離。この最小距離の位置はカント中のさまざまな段階で変わります。後述の「動作」を参照してください。 | 数値、負の数字以外 | 2 ft
0.6096 m |
バラストの右側/左側肩部の幅 | 枕木の端部からバラストの側面勾配の始端までの距離。 | 数値、負の数字以外 | 12"
305 mm |
バラスト左/右側面の勾配 | 道床材のサイド勾配。道床材上面の勾配は、カントにより設定された枕木の勾配と同じになります。 | 勾配、負の数字以外 | 2:1 |
サブバラストの高さ | 補助道床材の高さ。 | 数値、負の数字以外 | 8"
203 mm |
サブバラスト上面の勾配 | サブアセンブリの中心線がヒンジ ポイントにあるサブバラストの左側および右側の上面勾配。 | 勾配、負の数字以外 | 40:1 |
サブバラストの左側/右側延長 | 道床材の法先から補助道床材の側面勾配の始端までの距離 | 数値、負の数字以外 | 12"
305 mm |
サブバラスト左/右側面の勾配 | 補助道床材のサイド勾配。 | 勾配、負の数字以外 | 2:1 |
路盤の左側/右側延長 | 補助道床材の法先から路盤材の側面勾配の始端までの距離 | 数値、負の数字以外 |
0.5 ft 0.15 m |
路盤勾配 | 路盤材の側面の勾配。 | 勾配、負の数字以外 | 1:1 |
路盤の深さ | 路盤材の高さ | 数値、負の数字以外 |
1 ft 0.30 m |
盛土の高さ | 盛土材の高さ | 数値、負の数字以外 |
1 ft 0.30 m |
盛土勾配 | 盛土材の側面の勾配。 | 勾配、負の数字以外 | 1:1 |
左側/右側の盛土の延長 | 路盤材の法先から盛土材の側面勾配の始端までの距離 | 数値、負の数字以外 |
0.5 ft 0.15 m |
軌道を省略 | 軌道ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
枕木を省略 | 枕木ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
バラストを省略 | バラスト ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。このオプションを[はい]に設定した場合、サブバラストも描画されません。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
サブバラストを省略 | サブバラスト ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。[バラストを省略]オプションを[はい]に設定した場合、この設定に関係なくサブバラストは描画されません。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
路盤を省略 | 路盤ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。[バラストを省略]オプションまたは[サブバラストを省略]オプションを[はい]に設定した場合、この設定に関係なく路盤は描画されません。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
盛土を省略 | 盛土ポイント、リンク、シェイプの描画を防止します。[バラストを省略]オプション、[サブバラストを省略]オプション、または[路盤を省略]オプションを[はい]に設定した場合、この設定に関係なく盛土は描画されません。 | はい/いいえ | いいえ(N) |
このセクションでは、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細については、「コリドー ターゲットを指定するには」を参照してください。
パラメータ |
説明 |
ステータス |
---|---|---|
左側線路のオフセット |
左側線路の中心線の水平位置を設定する場合に使用します。 |
オプション |
右側線路のオフセット |
右側線路の中心線の水平位置を設定する場合に使用します。 |
オプション |
左側線路の標高 |
左側軌道の中心点の標高を設定する場合に使用します。この点を特定した後にカントが適用されるため、実際の軌道の中心点は変わる場合があります。旋回はどちらの軌道にも発生する可能性があるためです。 |
オプション |
右側線路の標高 |
右側軌道の中心点の標高を設定する場合に使用します。この点を特定した後にカントが適用されるため、実際の軌道の中心点は変わる場合があります。旋回はどちらの軌道にも発生する可能性があるためです。 |
オプション |
なし。
なし
このサブアセンブリは、調整可能なカントおよび材料コンポーネントを持つ単純な単線軌道設計を提供します。
[基点設定方法]を[高い側の軌道]に設定した場合、曲線の外側にある軌道は線路の標高に固定され、内側の軌道の標高はカント値と同じになるように調整されます。
[基点設定方法]を[中央基線]に設定した場合、両方の軌道はカント値の半分の値になるように調整され、外側の軌道が高く、内側の軌道が低くなります。
[バラストの最小高さ]の値は、枕木とサブバラスト間の最小クリアランスに適用されます。サブバラスト上面の勾配は、[サブバラスト上面の勾配]パラメータによって個別にコントロールされます。サブバラストのクラウンの場所は、[基線からサブバラストのクラウン]パラメータによってコントロールされます。
このサブアセンブリで使用される軌道のシェイプは、業界標準の軌道のシェイプおよび寸法の単純化された近似値になります。[レール頭幅]、[レールの高さ]、[レール底面幅]を入力パラメータとして使用し、残りの寸法の近似値を生成できます。
レイアウト モードの場合、サブアセンブリはレール、枕木、バラスト、サブバラスト、および側面勾配を構成するリンクを表示します。
次の表は、このサブアセンブリのポイント、リンク、およびシェイプ コードのうち、コードが割り当てられているものを一覧表示しています。このサブアセンブリのポイント、リンク、シェイプ コードのうち、コードが割り当てられていないものは表に含まれません。
ポイント、リンク、またはシェイプ |
コード |
説明 |
---|---|---|
P1、P4 ~ P13 | 軌道 | 軌道 |
P2 | Cl_Rail | 軌道の中心線 |
P3 | Gauge_Line、Rail | 軌間線(レールの内側両端間) |
P14、P18、P19、P23 | Top_Edge_Ballast | 道床材の上端 |
P15、P17、P20、P22 | Tie | 枕木の上隅 |
P16、P21 | CL_Tie | 枕木の上面中央 |
P26、P30 | Top_Edge_Subballast | 補助道床材の上端 |
P27、P29 | Bottom_Edge_Ballast | 道床材の下端 |
P28 | Top_Subballast | 補助道床材の上面中央 |
P31、P33 | Bottom_Edge_Subballast | 補助道床材の下端 |
P32 | Bot_Subballast | 補助道床材の下端中央 |
P63 | Bottom_SoilFill | Bottom_SoilFill |
P64 | Top_Edge_SoilFill | Top_Edge_SoilFill |
P62、P65 | Bottom_Edge_SoilFill | Bottom_Edge_SoilFill |
P66 | Top_Edge_SubBase | Top_Edge_SubBase |
P67 | Bottom_Edge_SubBase | Bottom_Edge_SubBase |
P68 | Top_Edge_SubBase | Top_Edge_SubBase |
P69 | Bottom_Edge_SubBase | Bottom_Edge_SubBase |
P70 | Bottom_SubBase | 路盤の底面 |
L1、L2 | Top_Rail、Rail | レールの上面 |
L3 ~ L13 | 軌道 | 軌道 |
L14、L17、L22、L23 | Ballast、Top | バラストの上面 |
L15、L16 | Tie、Top_Tie | 枕木の上面 |
L18 ~ L21 | Tie | 枕木 |
L24、L27 ~ L29 | Subballast、Top | サブバラストの上面 |
L25、L26 | Ballast、Subballast | バラストとサブバラスト |
L30、L31 | Subballast、Datum | サブバラストの底面 |
L32 | Ballast、Ballast_Between_Ties | 枕木間の空きスペースにある道床材。枕木を省略する場合にも使用できます。 |
L67 ~ L70 | Top、SoilFill | 盛土 |
L71 ~ L72 | SoilFill、SubBase | 路盤 |
L73 ~ L76 | Top、SubBase | 路盤 |
L77 ~ L78 | SubBase、Datum | 路盤 |
S1、S2 | Rail | 軌道 |
S3 | Tie | 枕木 |
S4 | Ballast | バラスト |
S5 | Subballast | サブバラスト |
S6 | SoilFill | 盛土 |
S7 | SubBase | 路盤 |