ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリは、オフセット ターゲットがコリドー測点に存在するかどうかによって、拡幅区間、縁石、側溝、排水溝、法面展開などのさまざまなサブアセンブリを自動的にアセンブリに適用します。
ConditionalHorizontalTarget2 は、ターゲットを検出するための方向およびオフセット ターゲットを検出するための最小距離に関する別のパラメータが指定された ConditionalHorizontalTarget とは異なります。
ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリは、サブアセンブリの特殊なタイプである条件付きサブアセンブリの 1 つです。条件付きサブアセンブリは、設定した特定の条件が存在する場合に指定したサブアセンブリを自動的にアセンブリに追加します。
たとえば、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリがアセンブリに含まれている場合、AutoCAD Civil 3D は測点を解析して、指定された距離と方向内にオフセット ターゲットが存在しているかどうかを判断します。オフセットは、現在のコリドー基線またはサブアセンブリのアタッチメント ポイントのいずれかに基づいて設定されます。ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリのパラメータによって、別のタイプのサブアセンブリが自動的にアセンブリに追加されます。
1 つまたは複数の ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリをアセンブリに追加して、単純または複雑な条件付き動作を作成します。たとえば、歩道の位置を示すモデルにポリラインのセットを追加することができます。車道が歩道と交差するところでラインが止まってしまうため、歩道のラインが存在するかどうかによって、条件付きサブアセンブリは歩道を追加したり削除します。条件付きサブアセンブリによって、歩道が必要ないコリドーに違うアセンブリを適用する必要性が無くなります。
ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリを使用してアセンブリを作成する場合、[アセンブリ プロパティ]ダイアログ ボックスの[作図]タブに、サブアセンブリの処理順序を示すアセンブリの作図が表示されます。
ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリを使用する場合は、次の点に留意する必要があります。
- AutoCAD Civil 3D は、サブアセンブリに関連付けられた測点の、ターゲット オフセットとの相対的な位置を解析して、オフセットが見つかったかどうかを判断します。
- ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリを含んでいるアセンブリがコリドー モデルに適用される場合、アセンブリの特定の部分のみが任意のアセンブリの作図に適用されます。
- ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリではターゲットを使用するため、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリにターゲットを設定してから、コリドーを生成する必要があります。ターゲットが設定されていない場合は、サブアセンブリによって 「見つかりませんでした」というメッセージが返されます。詳細については、「コリドー ターゲットを指定するには」を参照してください。
- その他のほとんどのサブアセンブリと異なり、モデル モードの ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリでは、ポイント、リンク、またはシェイプは作成されません。
アタッチメント
このサブアセンブリは、任意のサブアセンブリまたはアセンブリのアタッチメント ポイントにアタッチできます。後続のサブアセンブリを、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリの終点にアタッチすることができます。
入力パラメータ
|
パラメータ |
説明 |
タイプ |
既定値 |
|---|---|---|---|
| 作成方向 | サブアセンブリを配置する側を指定します。 | 左側/右側 | 右側 |
| レイアウトの幅 | このサブアセンブリをレイアウト モードで表すために描画する線分の長さを指定します。このパラメータと[レイアウトの勾配]パラメータを組み合わせて指定すると、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリ(コリドー モデルでは効果がないサブアセンブリ)の位置を指定できます。 | 数値、正 |
12.0 ft 3.6 m |
| レイアウトの勾配 | このサブアセンブリをレイアウト モードで表すために描画する線分の勾配を指定します。このパラメータと[レイアウトの幅]パラメータを組み合わせて指定すると、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリ(コリドー モデルでは効果がないサブアセンブリ)の位置を指定できます。 | 数値 |
1:1 (Found) -1:1 (Not Found) |
| 状態 | このサブアセンブリに使用できる状態を指定します。最大距離内でオフセット ターゲットが見つかった場合は、処理状態が「Found」になります。オフセット ターゲットが設定されていないか、最大距離内の測点で見つからない場合は、処理状態が「Not Found」になります。 | Found/Not Found | Found |
| 最大距離 | サブアセンブリによるオフセット ターゲットの検索範囲の最大幅を指定します。指定した距離内でオフセットが見つからない場合は、処理状態が「Not Found」になります。 | 数値、正 |
9999 ft 9999 m |
| 最小距離 | サブアセンブリによるオフセット ターゲットの検索範囲の最小幅を指定します。指定した距離内でオフセットが見つかった場合は、処理状態が「Not Found」になります。 | 数値、正 |
0 ft 0 m |
| 検索方向 | ターゲットの検索方向を指定します。 | 外側/内側/両方向 | 両方向 |
| 検索元 | 距離値が、基線線形またはサブアセンブリのアタッチメント ポイントのどちらから計算されるかを指定します。 | 基線/アタッチメント ポイント | 基線 |
ターゲット パラメータ
このセクションでは、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細については、「コリドー ターゲットを指定するには」を参照してください。
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パラメータ |
説明 |
ステータス |
|---|---|---|
| オフセット | 線形、計画線、測量図形、またはポリライン指定されたターゲット オフセットが測点において見つかった場合、「Found」状態に処理されます。 | オプション(設定しない場合、「Not Found」状態を返します) |
ランタイム ロジックの割り当て
なし。
出力パラメータ
なし
動作
上記の説明を参照してください。
レイアウト モードの動作
レイアウト モードの場合、[レイアウトの幅]および[レイアウトの勾配]入力パラメータ値を基に線分を描画します。この線分は、ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリが適用されるアセンブリ内の位置を表します。
ポイント、リンク、およびシェイプ コード
その他のほとんどのサブアセンブリと異なり、モデル モードの ConditionalHorizontalTarget2 サブアセンブリでは、ポイント、リンク、またはシェイプは作成されません。
コード図
次のコード図は、レイアウト モードで作成されるポイントおよびリンクを示しています。モデル モードの場合、このサブアセンブリではポイント、リンク、またはシェイプ コードは作成されません。
