Autodesk Civil 3D ポイントに対するプロジェクト管理方法は、他のプロジェクト オブジェクトに対する管理方法と異なります。
ポイントのマスター コピーはソース図面ではなくポイント データベースに格納され、ポイントは図面に直接チェック アウトまたはコピーされます。通常は、図面内の複数のプロジェクト ポイントでプロジェクト データベースの 1 つのサブセットとなります。個々のポイントはプロジェクト データベースに表示されず、Autodesk Vault Client で確認することもできません。
プロジェクト ポイントは、他のプロジェクト ファイルとともにプロジェクト データベースに格納されている、PointsGeometry.mdb および PointsStatus.mdb という 2 つのファイルを介してアクセス、管理します。前者はプロジェクト ポイント データベースであり、後者には個々のポイントの状態に関する情報(チェック イン済み、チェック アウト済みなど)が含まれています。プロジェクト ポイント データベースに対するチェック イン、チェック アウトは明示的に行いません。代わりに、プロジェクト ポイントを個別にチェック アウト、変更、チェック インすると、プロジェクト ポイント データベースは自動的に更新されます。
プロジェクトの Vault データベース内にあるプロジェクト ポイント データベースの最新バージョンに対するローカル プロジェクト ポイントの状態は、プロジェクト コレクションの下の[ポイント]ノードの横に表示されるアイコンによって表されます。表示可能なアイコンを次の表に示します。
アイコン |
意味 |
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アイコンが表示されない場合、プロジェクト ポイント データベースはプロジェクトの Vault データベース内に存在しますが、ユーザ自身はそのデータベースにアクセスしたことがありません。 | |
ローカルのプロジェクト ポイント データベースとプロジェクトの Vault データベース内にあるプロジェクト ポイント データベースの最新バージョンは一致しています。 |
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ローカルのプロジェクト ポイント データベースは、プロジェクトの Vault データベース内にあるプロジェクト ポイント データベースの最新バージョンよりも新しくなっています。 |
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ローカルのプロジェクト ポイント データベースは、プロジェクトの Vault データベース内にあるプロジェクト ポイント データベースの最新バージョンよりも古くなっています。 |
図面内のポイントに対して実行できるプロジェクト管理操作の大部分(チェック イン、チェック アウトなど)は、ポイント グループを使用して同様に実行することができます。
個別のポイント管理に Vault は使用されないため、各ポイントの状態(チェック イン済み、チェック アウト済みなど)を示すアイコンは、他のプロジェクト オブジェクトに使用されるアイコンとは異なります。
次の表は、ポイントのリスト ビューに表示される、プロジェクト ポイントの状態を示すアイコンの説明です。:
アイコン |
意味 |
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ポイントはチェック インされています。 |
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ポイントはアクティブな図面にチェック アウトされています。 |
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ポイントはアクティブな図面以外の図面にチェック アウトされています。この図面は、ユーザまたは他のユーザが所有する図面の可能性があります。 |
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ポイントは保護されており、変更することはできません。 |
プロジェクト ポイントのリスト ビューを使用して、プロジェクト ポイントの状態に関する情報を確認することができます。
[プロスペクター][プロジェクト]で、プロジェクトの[ポイント]コレクションをクリックすると、すべてのプロジェクト ポイントの一覧がリスト ビューに表示されます。また、プロジェクト管理に関する次の情報が表示されます。
プロジェクト ポイントの状態に関するアイコンは、各ポイントの横に表示されます。