アセンブリ セットは、交差点オブジェクトのコリドーの作成に使用されるアセンブリのグループです。
アセンブリ セットは、交差点オブジェクトの作成でのみ使用されます。Autodesk Civil 3D には、既定のアセンブリ セットが付属しています。この既定のアセンブリ セットを使用して交差点を作成できます。また、特定の交差点設計のニーズに合わせて独自のカスタム アセンブリ セットを作成することもできます。
アセンブリ セットを適用して、交差点オブジェクトのコリドーを作成または更新する際に、参照アセンブリ オブジェクトがない場合は現在の図面に読み込まれます。
次の表に、アセンブリ セットに関連するコンポーネントを示します。
コンポーネント | 説明 |
---|---|
アセンブリ セット | 特定タイプの交差点設計で使用できるように設計されたアセンブリのグループ。アセンブリ セットは、アセンブリ セット ファイルで定義されています。 |
アセンブリ セット ファイル | アセンブリ セットに含まれているアセンブリを定義する情報が記述された .xml ファイル。アセンブリ セット ファイルには、アセンブリ オブジェクトの名前、個別のアセンブリ図面が配置されている場所(パス)、およびセット内のアセンブリに関するその他の情報が記述されています。この .xml ファイルは、主にポインタ(参照メカニズム)として機能します。実際のアセンブリの図面データは記述されていません。 |
アセンブリ オブジェクト名 | セットで参照される各アセンブリの名前は、アセンブリ セット ファイルで管理されます。アセンブリ セット ファイルには、アセンブリ オブジェクトのデータ自体は記述されていません。アセンブリ オブジェクトのデータを Autodesk Civil 3D で特定できるようにする情報だけが記述されています(アセンブリ名の参照、およびアセンブリ オブジェクトが含まれている図面ファイル名の参照)。 |
アセンブリ図面 | アセンブリ セットで参照される各アセンブリ オブジェクトは、アセンブリ図面ファイルにも保存されます。アセンブリ図面ファイルには、1 つのアセンブリ オブジェクトが含まれています。通常、アセンブリ図面ファイルの名前は、アセンブリ オブジェクトと同じです。たとえば、アセンブリ オブジェクトの名前が Secondary_Road_Half_Section _Daylight_Left の場合、アセンブリ図面ファイルの名前は Secondary_Road_Half_Section _Daylight_Left.dwg となります。アセンブリ セットで参照される各アセンブリ オブジェクトに関連付けられたアセンブリ図面ファイルは、アセンブリ セットでも保存されます(参照されます)。 |
[交差点を作成]ウィザード初めて使用する際は、既定で参照されるアセンブリ セットを適用して使用することをお勧めします。交差点の作成に慣れた段階で、独自にカスタマイズしたアセンブリ セットを作成します。
Autodesk Civil 3D に付属しているアセンブリ セットは、既定で次の場所に配置されます。
C:¥ProgramData¥Autodesk¥C3D <バージョン>¥jpn¥Assemblies¥<単位>
次の図に、Autodesk Civil 3D に付属している既定のアセンブリ セット ファイルのコンテンツを示します。
アセンブリ セットで参照されるアセンブリを変更する際に、変更するアセンブリが現在の図面で既に使用されており、このアセンブリの名前を変更しない場合、交差点領域のコリドー定義は変更されない点に注意する必要があります。
この場合、新しい交差点を作成したり、既存の交差点を再作成しても、交差点コリドーでは現在の図面にある同じ名前のアセンブリが引き続き使用され、アセンブリ セット フォルダで参照される変更後のアセンブリは使用されません。
アセンブリ セットで参照される更新後のアセンブリを交差点コリドーに適用するには、現在の図面にある同じ名前のアセンブリを最初に削除するか、このアセンブリの名前を変更する必要があります。