サーフェス流域に対するサーフェスの高点と低点を見つけるには、[サーフェス高 / 低点]コマンドを使用します。
- 高点(TIN データから)は流域の端またはその近くに存在するポイントで、隣接する TIN ノードの標高よりも高い位置にあります。
- 低点はサーフェス上の流水方向ポイントです。これらの低点は流域の流水方向ポイントの位置に相当します。
コマンドを使用すると、これらの位置に COGO ポイントが作成されます。ポイントは各ポイント グループ(「高点 - <サーフェス名>」「低点 - <サーフェス名>」)に配置されます。
次の図は、サーフェス上のくぼ地流域に作成された高点と低点の例を示しています。
ヒント: [サーフェス スタイル]ダイアログ ボックスの[表示]タブを使用し、そのサーフェス スタイルで流域と勾配矢印の表示を有効にすると、流域に作成されたポイントの関係を確認できます。また、[サーフェス スタイル]ダイアログ ボックスの[流域]タブを使用し、流域の流水方向ポイントの表示を有効にすると、これらのポイントと低点との関係を確認することもできます。
注: 既定では、高点グループと低点グループには同じポイント スタイルが割り当てられます。
- [ツールスペース]の[ツールボックス]タブで、[その他のユーティリティ]
[サーフェス]を展開します。[サーフェス高 / 低点]をダブルクリックします。
- 図面上で抽出するサーフェスを選択します。[Enter]を押して選択を終了します。
- 必要に応じて、閉じたポリラインを境界として選択し、これによりサーフェスの領域を制限します。境界を指定しないで続行するには、[Enter]を押します。
- 必要に応じて、作成されたポイント グループごとに異なるポイント スタイルを設定して割り当てると、高点と低点が識別しやすくなります。
注: 境界内の最高標高や最低標高は、このコマンドでレポートされません。