概要 - 計画線サイト プロパティ

現在のサイトにあるすべての計画線に関する包括的な統計情報を表示したり、スタイルの優先順位を指定して交差計画線の標高を解決するには、[計画線サイト プロパティ]を使用します。

統計情報

[計画線サイト プロパティ]ダイアログ ボックスの[統計情報]タブには、現在のサイトにあるすべての計画線に関する包括的な統計情報が表示されます。[グループ統計情報]タブには、サイトの統計情報がスタイル別およびレイヤ別に分類されて表示されます。統計情報は編集できません。

計画線スタイルの優先順位

[計画線サイト プロパティ]ダイアログ ボックスの[オプション]タブでは、計画線スタイルの優先順位を制御できます。スタイルの優先順位は、分割ポイントで計画線の標高を制御する場合に使用します。

2 つのフィーチャ(計画線、区画線、測量図形など)が交差しており、どちらのフィーチャにもその位置にジオメトリ ポイントがない場合は、分割ポイントが作成されます。このポイントは、交差ポイントの標高が同じでなければならない 2 つの交差セグメントの勾配によって制御されるため、直接編集することはできません。2 つの標高が異なる場合は、一方のセグメントの標高と一致させるために、もう一方のセグメントに勾配変化点が挿入されます。

計画線スタイルには優先順位を割り当てることができます。これにより、スタイルが異なる 2 つの計画線が交差した場合、優先順位が高い方のスタイルに基づいて標高が設定されます。スタイルが設定されていない計画線には、最も低い優先順位が割り当てられます。

注: 2 つの計画線が同じスタイルを持つ場合、またはどちらもスタイルを持たない場合は、後に修正された計画線が優先され、もう一方の計画線はそのポイントで分割されることになります。後に編集された計画線のポイントで標高を制御することにより、問題が生じる場合があります。このポイントでの標高を制御するため、[IP を挿入]コマンドを使用して分割ポイントに頂点を作成できます。
重要: スタイルが設定されていない計画線が交差する場合、線形の標高も想定され、そのポイントでの頂点がゼロになることがあります。標高がゼロの計画線がある場合は、その計画線にスタイルが設定されていることを確認してください。スタイルが設定されている計画線は常に線形よりも優先され、線形の標高は想定されなくなります。