図面から交差点を削除して、[プロスペクター]ツリーの[交差点]コレクションにも表示されないようにすることができます。
図面上で交差点オブジェクトを削除する場合、次の項目が削除されます。
- 図面内の交差点オブジェクトと交差点ラベル
- [プロスペクター]ツリーの[交差点]コレクションの交差点オブジェクト
交差点オブジェクトを削除する場合、交差点オブジェクトに関連付けられている次のコンポーネントは削除されません。
- 交差点オブジェクトに関連付けられている次の 2D ジオメトリ コンポーネント: 交差線形、オフセット線形、交差点巻き込み部線形
- 交差点オブジェクトに関連付けられている次のその他のコンポーネント: オフセット縦断、交差点巻き込み部の縦断
- 交差点オブジェクトを削除する場合、交差点領域内に新規作成したコリドー オブジェクトは削除されません。このコリドー オブジェクトは、必要に応じて手動で削除する必要があります。
交差点オブジェクトは、次の方法で削除することができます。
- 図面上で交差点オブジェクトを選択して削除します。
- 交差点を作成する交差線形の一方または両方を削除すると、交差点オブジェクトは自動的に削除されます。
- 交差点を作成する交差線形の一方または両方を図面内で移動すると、線形が交差しなくなるため、交差点オブジェクトは自動的に削除されます。
交差点オブジェクトの依存コンポーネントを削除する
交差点オブジェクトが依存するオブジェクトを削除する場合に関連する次の動作について理解しておくことが重要です。
- 中心線縦断: 交差点に関連付けられている中心線縦断のいずれかを削除する場合、交差点巻き込み部の縦断は静的になります(動的な縦断でなくなります)。それに応じて、交差点のコリドーが更新されます。この動作は、縦断勾配線に対応してコリドーが更新される動作、あるいは中心線縦断を削除した場合の動作と基本的に同じです。 このシナリオでは、交差点オブジェクトは削除されません。水平ジオメトリだけの状態で引き続き存在します。
- オフセット線形: 交差点オブジェクトに関連付けられているオフセット線形を削除する場合、そのオフセット線形に交差点巻き込み部線形がアタッチされていると、交差点巻き込み部線形は削除されません。ただし、交差点巻き込み部線形は交差点オブジェクトに対して動的ではなくなり、静的な交差点巻き込み部線形になります。つまり、交差点オブジェクトを移動しても、静的な交差点巻き込み部線形は移動しなくなります。 同じことは、交差点巻き込み部線形に関連付けられている縦断にも該当し、動的でない静的な縦断になります。
- 交差点巻き込み部線形: 交差点巻き込み部の線形または縦断を AutoCAD の[削除]コマンドで削除すると、これらの基線に基づく交差点領域のコリドーも削除されます。 縦断だけを削除する場合、縦断に基づくコリドーはゼロの標高に移動されます。 交差点オブジェクト自体は引き続き存在します。交差点巻き込み部を削除すると、関連付けられている縦断は自動的に削除されません。ただし、交差点巻き込み部の縦断は静的になります。
- アセンブリ: 交差点で使用されているアセンブリのいずれかを削除する場合、コリドーの自動再作成が設定されていると、削除したアセンブリが使用されているコリドー リージョンは[<なし>]に設定されます。 このため、コリドー リージョン自体は引き続き存在しますが、空のコリドーが作成されます。その場合、[コリドー リージョンを再作成]コマンドを使用すると、ソースの場所から現在の図面にアセンブリをダウンロードして、コリドー リージョンを再作成できます。