Autodesk Civil 3D プロジェクトとは、すべての図面およびデータを 1 つのプロジェクトとして 1 箇所にまとめたもので、すべてのプロジェクト ファイルへのアクセスを制御します。
Autodesk Vault にログインすると、[プロスペクター]ツリーの[プロジェクト]コレクションに使用可能なプロジェクトが表示されます。
切断状態で作業する
Vault に接続していないときでもプロジェクト ファイルで作業することができます。
一般に、ネットワークに接続していない場合でも、プロジェクト図面のローカル コピーを使用して通常どおり作業できます。ただし、ファイルのチェック インやチェック アウトなどのプロジェクト管理機能、プロジェクト ファイルの更新済みバージョンの取得、プロジェクト オブジェクトの参照の新規作成は、接続時でないと実行できません。
接続を切断する前に、作業対象のプロジェクト ファイルの最新バージョン、および図面が参照するプロジェクト オブジェクトのソース図面を取得して、そのファイルのローカル コピーを更新する必要があります。
プロジェクトを削除する
Autodesk Vault クライアントを使用して、プロジェクト データベースからプロジェクトを削除することができます。
プロジェクトを削除できるのは、システム管理者またはそのプロジェクトを作成したユーザです。システム管理者以外のユーザが誤ってプロジェクトを削除してしまわないように、プロジェクトはすべてシステム管理者が作成することをお勧めします。
プロジェクト データベースからプロジェクトを削除するには、最上位レベルのプロジェクト フォルダを削除します。チェック アウトされているファイルを削除することはできません。
プロジェクトを Vault データベースから削除しても、ツリーを再表示しない限り、[プロスペクター]ツリーの[プロジェクト]コレクションには削除したプロジェクトの名前が表示されたままとなります。
プロジェクトを Vault データベースから削除したら、Windows エクスプローラーで、プロジェクト ファイルおよびプロジェクト フォルダのローカル コピーを作業フォルダから削除します。
プロジェクト管理
システム管理者は、Autodesk Vault クライアントを使用して、目的に合わせて Vault をカスタマイズしたり、プロジェクト管理作業を定期的、継続的に行うことができます。
管理作業には次のようなものがあります。
- プロジェクトのフォルダを作成、変更、または削除する
- プロジェクトを削除する
- ファイルの状態を変更する(何らかの理由により、最初にファイルをチェック アウトしたユーザによるチェック インができない場合に、そのファイルをチェック インするなど)
- ファイルを前のバージョンに復元する
- プロジェクト ファイルをバックアップする
詳細は、Autodesk Vault のヘルプを参照してください。
プロジェクト マイルストーンをラベル付けする
Vault のラベル付け機能を使用すると、プロジェクト ファイルのセットの状態を指定することができます(プロジェクト マイルストーン到達など)。
重要なプロジェクト マイルストーンに到達したときに、関連するファイルにラベル付けすることにより当該ファイルを識別しやすくなります。ラベルを作成すると、プロジェクトの全ファイルの最新チェックイン バージョンがそのラベルに割り当てられます。
ラベル付けは、単にファイル セットにタグを付けるだけの機能ではありません。後になってからファイル セットをアーカイブしたり取得する必要が生じた場合でも対応できます。ラベルにはフォルダ情報は含まれません。プロジェクト ファイルにのみラベルが付けられます。
ラベルを作成するには、Autodesk Vault Client でプロジェクト フォルダを右クリックして[New Label]を選択します。ラベルを作成および表示する方法については、Autodesk Vault Client のヘルプを参照してください。