概要 - ポイント識別情報設定

ポイントを作成または読み込む前に、ポイントの番号付けの方法と、ポイント番号の競合を処理する方法をコントロールする設定を指定します。

外部ファイルからポイントを読み込むときに、ポイント データ ファイル内のポイントにポイント番号が含まれていない場合は、[ポイントの識別情報]の設定を使用し、読み込まれるポイントの番号付けの方法をコントロールできます。

外部ファイルからポイントを読み込むときに、ポイント データ ファイル内のポイントに既にポイント番号が含まれている場合は、ポイント ファイルで番号が重複した際の解決方法を指定することができます。次の例は、ポイント データ ファイルに既存のポイント番号が含まれている場合に、[ポイント番号が既に存在する場合]の設定によって重複を解決する方法を示したものです。

たとえば、図面に次のようなプロパティが指定されたポイントがあるとします。

次のように、同じポイント番号でプロパティが異なるポイントが含まれているポイント データ ファイルを読み込みます。

[ポイント番号が既に存在する場合]の設定を[上書き]に設定してからポイント ファイルを読み込むと、図面内のポイントは次のようになります。

番号: 23、北座標: 502.18、東座標: 498.65、標高: 未記入、注釈: 未記入

ポイント データ ファイルに定義されていないプロパティ(標高、注釈)も含めたすべてのプロパティが上書きされます。

[ポイント番号が既に存在する場合]の設定を[結合]に設定してからポイント ファイルを読み込むと、図面内のポイントは次のようになります。

番号: 23、北座標: 502.18、東座標: 498.65、標高: 70.5、注釈: IP

北座標と東座標の数値は上書きされていますが、図面の標高と注釈は保持されています。