プロパティ セットを使用すると、特定のオブジェクトにカスタム プロパティを割り当てたり、それらのプロパティにアクセスすることができます。プロパティ セットの定義では、オブジェクトに関連付けることができるプロパティのグループの特性を指定します。
たとえば、AutoCAD の 3D ソリッドには、画層、色、線種などの既定のプロパティがあります。ソリッドのボリュームは、AutoCAD の[プロパティ]パレットに表示できる既定のプロパティではありません。ただし、ボリュームのプロパティが含まれている 3D ソリッドのプロパティ セットを設定し、使用すると、[プロパティ]パレットにボリュームを表示できます。
プロパティ セット定義のワークフロー
- プロパティ セットを定義するには、スタイル マネージャを使用します。
新しいプロパティ セットを作成して、オブジェクトに関連付ける手動および自動プロパティを設定します。
- 手動プロパティは、オブジェクトに対して手動で入力します。手動プロパティに入力した値は、オブジェクトと一緒に保存されます。
- 自動プロパティは、オブジェクトから取得されます。たとえば、オブジェクトの物理的な特性(ボリュームなど)は自動プロパティです。
- 図面内のオブジェクトを選択し、AutoCAD の[プロパティ]パレットを使用して、Autodesk Civil 3D オブジェクトにプロパティ セットを割り当てます。
[プロパティ]パレットの[拡張データ]タブで[プロパティ セットを追加]
をクリックして、選択したオブジェクトにプロパティ セットを割り当てます。
これがオブジェクトに割り当てられると、プロパティ セットが、オブジェクトに関連付けられているプロパティ データのコンテナになります。プロパティの値は、オブジェクトから直接取得される(3D ソリッド ボリュームなど)か、オブジェクトに手動で入力します。
注: オブジェクトに自動的にプロパティ セットを割り当てるには、AECPSDAUTOATTACH 変数を On に設定します。詳細については、「
プロパティ セットを定義して割り当てるには」の「オブジェクトに自動的にプロパティ セットを割り当てるには」を参照してください。
- [プロパティ]パレットに、手動プロパティのデータを入力します。
- 一度に 1 つのオブジェクトの自動データを表示できます。
- ワークフローでカスタム プロパティにアクセスし、プロパティを使用します。