選択したパイプ ネットワーク パーツやパイプ ネットワーク全体を縦断ビューで表示できます。
パイプ ネットワークを縦断ビューで表示するには、パイプ ネットワークの(縦断ビュー線形からの)有効な測点オフセット データが必要です。
縦断ビューでパーツを編集する
平面図でパイプ ネットワーク内のパーツの移動、スワップ、削除、またはサイズ変更を行うと、パーツが縦断ビューに表示されるときに変更が反映されます。
縦断ビューでの表示スタイルを編集する
初期状態では、パーツによってオブジェクト スタイルが決定されます。ただし、オブジェクト スタイルは縦断ビューで変更できます。縦断ビューに表示されるパイプ ネットワークのパーツの表示特性を編集するには、縦断ビューで右クリックして、[縦断ビュー プロパティ]をクリックし、 [パイプ ネットワーク] タブをクリックします。たとえば、縦断ビューで描画するパーツや描画しないパーツを選択したり、レイヤやオブジェクト スタイルを変更できます。[縦断ビュー プロパティ]タブでこれらの表示特性を編集すると、縦断ビューでのオブジェクトの表示方法のみが変更されます。
縦断ビューのパイプの勾配
縦断ビュー内の計算されたパイプの勾配は、縦断ビューで実際に描画された線図の表示勾配を反映する場合と反映しない場合があります。これは、パイプの勾配が端から端までの実際のモデルの勾配であるためです。縦断ビューを定義する線形にパイプがジオメトリックに対応していない場合、縦断ビューに表示されるパイプの外観は少し異なります。また、縦断ビューのパイプの長さが、平面図で表示されているパイプの実際の長さを反映しない場合があります。これは、レイアウト中の段階であるので、縦断で表示されるパイプの長さがパイプの実際の長さと異なる場合があるからです。
縦断ビューの曲線パイプ
縦断ビューで表示される曲線パイプは、常にパイプの始点から終点まで直線として表示されます。実際には、パイプが縦断に投影されるとき、水平ジオメトリおよび垂直ジオメトリの組み合わせによってパイプのあちこちに垂直偏向が生じます。これは、パイプが実際にまっすぐで、パイプのどこにも勾配の変化がない場合でも同様です。曲線パイプの場合はその傾向が特に強くなります。そのため、Autodesk Civil 3D の縦断ビューではすべてのパイプが端から端まで直線として描画されることを理解しておいてください。
縦断ビューのパイプ交差
縦断ビューのパイプ交差は、線形または横断抽出ラインとパイプが交差する位置のことであり、縦断ビューに表示されます。Autodesk Civil 3D でパイプ ネットワークの横断を表示すると、交差するパイプの位置(パイプ交差)が正しい標高で表示されます。ただし、投影されたパイプの位置は同じ標高で表示されない場合があります。これは、上記のパラグラフで説明した特性のためです。通常、同じ縦断でパイプ ネットワークを投影と交差の両方で表示する必要はありません。
縦断ビューの構造物
構造物の挿入ポイントが縦断ビューの範囲内にある場合、パイプ ネットワーク構造物は縦断ビューのみで表示されます。そのため、構造物の挿入点が縦断ビューの外側にあると、構造物は縦断ビューに表示されません。
[構造物スタイル]ダイアログ ボックスの[表示]タブでは、接続パイプを縦断ビューおよび横断ビューに表示するためのコンポーネントをアクティブにすることができます。
パイプは、構造物と接続する位置におけるサイズや標高を示すことができます。パイプは、パイプの実際の内側の横断を表示し、縦断ビューの尺度に鉛直異尺されます。
