Autodesk Civil 3D では、共通の方法ですべてのオブジェクトを編集できます。ここでは、主要な編集ツールについて説明します。
アイテム ビュー
[プロスペクター]タブで、線形やポイントなどのオブジェクトまたはオブジェクト コレクションをクリックすると、アイテム ビューが表示されます。選択したオブジェクトによって、アイテム ビューは、リスト ビューあるいはグラフィカル ビューのいずれかになります。
アイテム ビューではテーブルが表示されます。このテーブル内で、選択されたコレクション内の各オブジェクトのデータを確認および編集することができます。たとえば、ポイント グループを選択すると、アイテム ビューのテーブルに、グループに含まれる各ポイントの行が表示されます。
ポイント グループを表示するアイテム ビュー
パノラマ ウィンドウ
線形や縦断など、一部のオブジェクト タイプでは、オブジェクトを構成する図形のテーブルが[パノラマ]ウィンドウに表示されます。
[パノラマ]ウィンドウは浮動/ドッキング可能なウィンドウで、作業中開いたままにしておくことができます。[パノラマ]ウィンドウには、個別のタブにビスタと呼ばれる数個のテーブルがあります。黒の文字で表示されるパノラマ データは編集が可能ですが、グレーの文字で表示されるデータは編集できません。
線形が表示された[パノラマ]ウィンドウ
プロパティ エディタ
[プロスペクター]タブで任意のオブジェクトを右クリックしてを選択すると、そのオブジェクトの Autodesk Civil 3D プロパティをすべて確認でき、一部のプロパティを編集できます。
通常、これらのプロパティには、スタイル、ラベル、関連オブジェクト、現在のオブジェクトの構造に関する詳細などがあります。
サーフェスのプロパティを示すプロパティ エディタ
AutoCAD プロパティ エディタ
図面内のオブジェクトを右クリックし、をクリックすると、AutoCAD [プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
このダイアログ ボックスを使用すると、オブジェクトを描画するレイヤなど、AutoCAD プロパティを確認および編集できます。ここではオブジェクトに割り当てられたスタイルを表示および変更できます。オブジェクト スタイルは、[ツールスペース]の[設定]タブでも編集できます。オブジェクト スタイルを右クリックします。[編集]をクリックすると、[<フィーチャ名> スタイル]ダイアログ ボックスが表示されます。
パイプ ラベルの AutoCAD プロパティを編集
グリップ
図面の中のオブジェクトを選択すると、オブジェクトにグリップが表示されます。グリップを使用すると、オブジェクトをクリックして新しい位置にドラッグできます。
たとえば線形を編集する場合、グリップをドラッグして図面内の交点や線と円弧の接点を移動できます。
手動でグリップ編集した線形
グリップを使用してラベル オブジェクトを新しい位置にドラッグすると、円形リセット グリップが表示されます。この円形グリップをクリックして、ラベルを元の位置に戻すことができます。引出線が複数ある場合、引出線を元の状態に戻すには、円形グリップを 1 回クリックします。ドラッグしたラベルをドラッグする前の状態に戻すには、円形グリップを 2 回クリックします。
円形グリップを使用して、ラベルの引出線を復元、ラベルをリセット