[基準]ダイアログ ボックス

パイプ ネットワークの近接チェックの有効/無効の切り替えや、近接チェックで使用する距離や尺度係数の指定には、このダイアログ ボックスを使用します。

[3D 近接チェックの適用]

このオプションは、1 つのパイプ ネットワークを単独でチェックする場合や、2 つのパイプ ネットワークを比較して、両者のパーツどうしが近づきすぎていないかどうかをチェックする場合に使用できます。

このオプションを選択すると、このダイアログ ボックスで指定した近接チェックの基準に一致する箇所が、干渉チェックの実行時に検索、検出されます。このオプションを選択しない場合は、干渉チェックを実行しても、このダイアログ ボックスで指定した近接チェックの基準に一致する箇所のチェックは行われません。また、近接チェックに関するオプションは使用できなくなります(グレー表示)。近接チェックが有効であるかないかにかかわらず、干渉チェックでは、パーツどうしが物理的に接触している箇所のチェックが行われます。

[距離を使用]

このオプションを選択すると、距離を入力できます。干渉チェックでは、指定した距離よりも(いずれかの側面について計測した)間隔が狭いすべてのパイプ ネットワーク パーツに、干渉を表すマークが付されます。

[尺度係数を使用]

このオプションを選択すると、尺度係数として使用する値を入力できます。尺度係数値を入力すると、Autodesk Civil 3D により、指定した尺度係数値で乗算したパーツ(パイプまたは構造物)の限界が計算されます。たとえば、パイプの直径寸法が 600 mm で、尺度係数値に 2 を指定した場合、Autodesk Civil 3D により、距離が 1200 mm 以内の干渉が特定されます。つまり、「パイプ直径寸法(600) × 尺度係数値(2)」で計算されます。干渉チェックを実行すると、いずれかの方向で指定距離よりも互いの間隔が狭いパイプ ネットワーク パーツすべてに、干渉を表すマークが付されます。