軌道ワークフローの新機能

軌道ワークフローの機能強化について説明します。

2022.2 の新機能

米国のカタログ: 基本的な米国の待避線カタログが提供されています。
米国のカタログで限界ポイントに使用される略語は、次のとおりです。
- ストックレール継手: SRJ
- 交点: PITO
- メインの上の Frog のヒール: HF_Main
- 流出部での Frog のヒール: HF_Diverted
- 切り替え点: PS
- スイッチのヒール: HS
- ブレードのヒール: HB
- Frog のポイント: ½" PF
- メインでの最後の長い枕木: LLT_Main
- 分岐した最後の長い枕木: LLT_Diverted
- メインの待避線の終点: ETO_Main
- 分岐した待避線の終点: ETO_Diverted
米国のカタログの変換スクリプト: 米国のカタログを変換するためのスクリプトセットが提供されています。米国の Microsoft Excel ファイルの待避線を米国のカタログに変換します。詳細は、「待避線カタログにデータを変換するには」を参照してください。
待避線カタログの置き換え: カタログ管理ワークフローを強化するために、既存のカタログを、カタログ名と単位が(JSON ファイル内に存在するものと)同じ別のカタログに置き換えることができます。
注: カタログファイル名が違っていても、JSON ファイル内の「名前」は同じにする必要があります。

次のカタログの修正がサポートされています。
- モデルを追加および削除する
- モデルパラメータを修正する
- モデルパラメータ値を修正する
カント情報ラベル: 新しいラベルタイプのカント情報を使用できます。線形、カント、および縦断の情報を、これらのラベルに追加することができます。これらのラベルは、線形の任意の測点に配置できます。
カント情報ラベルスタイルは、線形の[ラベルスタイル]コレクションで使用できます。

詳細については、「軌道線形のカント情報にラベルを付けるには」を参照してください。

カントおよび勾配(縦断)情報を線形測点オフセットラベルスタイルに追加することもできます。
待避線ブロック記号の挿入: [ラベルスタイル管理]ダイアログボックスでラベルスタイルを設定するときに、[方向参照]として[オブジェクト]を選択することで、親線形に対して垂直に待避線記号を挿入できるようになりました。

2022.1 の新機能

新しいコマンドを使用して、分岐を作成および編集します。
- 軌道線形に待避線(単純、正三角形、交差、複合交差、3 方向)を作成します。待避線には、枕木、理論上の三角形、境界があります。
  
  待避線を作成する際に、作成方向、方向、挿入ポイントを選択します。詳細は、「待避線を作成するには」を参照してください。
- 分散線形を作成し、既存の線形に結合します。
  
  詳細は、「[分散線形]タブ([待避線を作成]ダイアログボックス)」および「結合された線形または縦断に分岐を手動で接続するには」を参照してください。
- 分散線形の縦断を作成し、対応する縦断に結合します。詳細は、「[縦断]タブ([待避線を作成]ダイアログボックス)」および「結合された線形または縦断に分岐を手動で接続するには」を参照してください。
- [プロパティ]パレットで待避線モデルとパラメータを編集します。詳細については、「待避線を修正するには」を参照してください。
- グリップを使用して待避線の位置と方向を調整します。詳細については、「分岐をグリップ編集するには」を参照してください。
- 関連する線形と縦断が更新されると、待避線が自動的に更新されます。
- 限界ポイント名や縦断寸法などの分岐ラベルを作成します。詳細は、「分岐ラベルを編集するには」を参照してください。
- 複数の待避線カタログをロードして図面に保存します。このツールには、SNCF と汎用待避線コンテンツの両方が付属しています。詳細は、「待避線カタログをロードおよびロード解除するには」を参照してください。
新しいコマンドを使用して渡り線を作成します。
- 2 つの軌道線形の間に渡り線を作成します。詳細は、「軌道渡り線を作成するには」を参照してください。
- 既存の待避線から渡り線を作成します。
- 渡り線を作成する場合は、接続タイプを選択します。
  詳細は、「[コンテンツ]タブ([渡り線を作成]ダイアログボックス)」を参照してください。
- グリップを使用して渡り線の位置を調整します。詳細については、「分岐をグリップ編集するには」を参照してください。