モデル状態におけるクロス パーツの依存関係の概要

新機能の紹介: 2022

クロスパーツ関係があるモデル状態を使用する場合、ソース ジオメトリを変更すると予期しない結果が生じる可能性があります。このような場合、1 つの解析結果を予期しているときに、複数の解析結果が存在する可能性があります。次の場合、モデル状態はお勧めしません。

投影ループ

モデル状態に別のパーツの投影ループが含まれています。この場合、モデル状態によってフィーチャ サイズがコントロールされます。ソース パーツのサイズを編集すると、ループ ジオメトリが変更されます。この動作によって、投影ループを使用するフィーチャのサイズが予期せず変更される可能性があります。

フレーム ジェネレータ

次の図では、SimpleFrame_MS (1)のモデル状態が、SimpleFrame (2)のアクティブなモデル状態で指定されたスケッチ寸法を使用しています。

システムによって生成されるフレーム アセンブリ Frame (3)が現在のレイアウトをコントロールします。SimpleFrame にスケッチ ジオメトリのコピーが含まれています。フレーム ファイルではモデル状態は許可されないため、Frame スケッチと SimpleFrame のモデル状態を同期する方法はありません。Frame スケルトン スケッチは、常に SimpleFrame:1 の現在アクティブなモデル状態で指定された寸法を反映します。

Frame ではモデル状態が認識されないため、1 つの解析結果が予期されるときに、複数の解析結果が生成されます。そのため、アセンブリとアセンブリから作成された図面に予期しない変更が行われます。