ハッチ書き出しのチュートリアルについて

GIS ファイル形式など、別の形式に書き出す DWG ファイルが多数ある場合、これらを一括して書き出すことができますこのチュートリアルでは、DWG ファイルのフォルダを1回の操作で SDF 形式に移動する方法について説明します。

最初の例は、初心者を対象としており、機能が限定されています。このチュートリアルでは、機能の制限が少ない別の例も示します。

このチュートリアルの例では、書き出しのバッチ処理の手法を紹介していますが、読み込みにも同じ手法を適用できます。また、例では SDF 形式を使用していますが、SHP や DGN など、ファイルベースの任意の形式にも同じ手法を適用できます。

必要な予備知識

バッチ書き出し処理では、DOS バッチ ファイル、AutoCAD スクリプト、および AutoCAD Map 3D ツールセット の書き出しプロファイルが必要です。このチュートリアルでは、これらの項目の作成手順を説明していますが、次に示す追加情報も参照してください。

処理に必要な作業

この方法を利用するには、次の操作を行います。

処理内容

バッチ ファイルは、書き出す DWG ファイルが格納されているフォルダをループ処理し、見つかった各 DWG ファイルを開きます。各反復処理では、スクリプト ファイルを実行し、現在の処理に関連する一時ファイルの名前を変更します。

スクリプト ファイルは、AutoCAD Map 3D ツールセット の書き出しプロファイルの設定に基づいて現在の DWG ファイルを書き出します。この処理が完了するたびに、制御をバッチ ファイルに返します。

注:

スクリプトでは、常に一時 SDF ファイルを作成し、その名前を変更します。これは、スクリプト内の命令を変更できないためです。高度なソリューションについては、「処理を拡張する」を参照してください。