3ds Max 2011 で導入された PolyToolsPaintDeform Global Utility プラグインは、Graphite Paint Deform ツールに MAXScript へのアクセスを提供するインタフェースを公開します。
この機能は、MAXScript ツールとして正式にサポートされていない複数の機能を使用する3ds Max 2010 において初めて実装されました。このインタフェースはすべての関連プロパティおよびメソッドを 1 つの場所に統合していて、MAXScript のユーザは独自のツールを使用してそれらを適用することが可能です。
リボンの[ペイント変形]パネルにある[シフト]ツールに関連するプロパティとメソッドについては、PolyToolsShift : グローバル ユーティリティ プラグインも参照してください。
コンストラクタ:
Class instances not creatable by MAXScriptPolyToolsPaintDeform インタフェース:
Interface: PolyToolsPaintDeformプロパティ:
PolyToolsPaintDeform.CapOffset: boolean : Read|Write[キャップ オフセット](Cap Offset)オプションの状態を取得/設定します。
true に設定すると、同じストローク内の同じ頂点に対する変形がオフセット値でキャップされます。
false に設定すると、同じストローク内の同じ頂点に対する変形が引き続き適用されます。
PolyToolsPaintDeform.NormalDirection: integer : Read|Writeすべてのツールの法線方向を取得/設定します。
リボンの「法線方向」フライアウトの選択内容に対応します。
有効な値は次のとおりです。
0 - オリジナル
1 - 変形
2 - ブラシ
3 - ビュー
4 - トランスフォーム X
5 - トランスフォーム Y
6 - トランスフォーム Z
メソッド:
<boolean>PolyToolsPaintDeform.PushPull ()[押す/引く]ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.RelaxSoften ()[リラックス/ソフト] (Relax/Soften)ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Flatten ()[フラット化] (Flatten)ペイント変形モードにに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.PinchSpread ()[ピンチ/スプレッド] (Pinch/Spread)ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Smudge ()[スマッジ] (Smudge)ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Noise ()[ノイズ] (Noise)ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Exaggerate ()[誇張] (Exaggerate)ペイント変形モードにに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Revert ()[復元] (Revert)ペイント変形モードに入ります。
モードが正常に入力された場合は true を、そうでない場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Commit ()現在の[ペイント変形](Paint Deformation)セッションの際に適用された変形を確定します。
[確定] (Commit)ボタンを押す操作に相当します。
成功した場合は true を、失敗した場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.Cancel ()現在の[ペイント変形](Paint Deformation)セッションの際に適用された変形を破棄します。
[キャンセル] (Cancel)ボタンを押す操作に相当します。
成功した場合は true を、失敗した場合は false を返します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.RefreshNormals ()使用するブラシをオリジナル法線ではなく現在の法線に更新します。
NormalDirection プロパティが 0 (オリジナル)に設定されている場合にのみ、このメソッドは有効です。
法線の自動更新を実行し常に変形したものを使用するには、NormalDirection プロパティを 1(変形済み)に設定します。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.BrushOptions ()[ブラシ オプション](Brush Options)ダイアログ ボックスを開きます。
成功した場合は true を、失敗した場合は false を返します。
「PainterInterface : ReferenceTarget」も参照してください。
<boolean>PolyToolsPaintDeform.EndTool ()変更を確定するとともに、現在の[ペイント変形モード](Deformation Painting mode)を終了します。
成功した場合は true を、失敗した場合は false を返します。