2 つのレンダリング フレーム ウィンドウおよびイメージ ビューワ関連のコールバックによる通知パラメータの結果として IVFB インタフェースが返されます。
この機能を使用することで、ダイアログ ボックスの外観をカスタマイズしたり、ダイアログ ボックスの左上、右上、および下のパネルにユーザ定義のスクリプト化したロールアウトを登録できます。
3ds Max 2009 以降 で使用可能です。
プロパティ:
<IVFB>.ShowOverlays : boolean : Read|Write
レンダリング フレーム ウィンドウのレンダー領域ボックスの表示を取得/設定します。レンダリング フレーム ウィンドウのメイン ツールバーの[UI オーバーレイを切り替え](Toggle UI Overlays)ボタンに対応しています。
<IVFB>.ShowRollups : boolean : Read|Write
このプロパティは、レンダリング フレーム ウィンドウにロールアウト パネルが表示されている場合に true になります。
これは、オプションでロールアウトを非表示にするために使用するグローバルな切り替えであるため、ロールアウト パネルが 1 つもインストールされていない場合にも true を返すことがあります。このプロパティを設定すると、ロールアウト パネルの表示/非表示が切り替えられ、UI は即座に更新されます。
<IVFB>.IsFramebuffer : boolean : Read
ウィンドウがレンダリング フレーム ウィンドウである場合に、true が含まれます。
イメージ ビューワ ウィンドウ([ファイル] > [イメージ ファイルを表示](File>View Image File))の場合は false が含まれます。
これを使用して、スクリプトにより、レンダリング フレーム ウィンドウにだけレンダリング コントロールをインストールできます。
<IVFB>.IsVisible: boolean : Read|Write
イメージ ビューワの表示状態を取得/設定します。
<IVFB>.IsInitialized : boolean : Read
イメージ ビューワが、本ページで後述の .InitLayout()
メソッドの呼び出しにより、既に初期化されている場合には true が含まれます。
メソッド:
<value><IVFB>.InitRolloutWindow <enum>which <integer>width <integer>height
which enums: {#TopLeft | #TopRight | #Bottom}
RolloutFloater 値を返します。これにより、これにロールアウトを追加できます。
フロータ ウィンドウ全体ではなく、単一のパネルを表します。
MAXScript では、オプションのキーワード引数 border:
を false
に設定して AddRollout
を呼び出し、ボーダレス モードでロールアウトを作成できるようになりました。
このようなロールアウトは、タイトル バーや周囲の境界線を持たず、パネルの他の部分と境目なしで結合されます。
<boolean><IVFB>.GetRolloutWindowVisible <enum>which
which enums: {#TopLeft | #TopRight | #Bottom}
指定されたロールアウト パネルの可視性を返します。
<void><IVFB>.SetRolloutWindowVisible <enum>which <boolean>show
which enums: {#TopLeft | #TopRight | #Bottom}
指定されたロールアウト パネルの可視性を設定します。
<void><IVFB>.SetMetric <enum>metricID <integer>value
metric ID enums: {#HorzMarginLeft | #HorzMarginCenter | #HorzMarginRight | #VertMarginTop | #VertMarginCenter | #VertMarginBottom | #MinClientWidth | #MinClientHeight}
フレーム バッファのパネルの間隔を設定します。
最初のパラメータは、次のうちいずれかです。
#horzMarginLeft
- ウィンドウの左端と左のロールアウト パネルの間のピクセル単位の距離
#horzMarginCenter
- 2 つのロールアウト パネル間のピクセル単位の水平距離
#horzMarginRight
- ウィンドウの右端と右のロールアウト パネルの間のピクセル単位の距離
#vertMarginTop
- ウィンドウ上端とロールアウト パネルの上端の間のピクセル単位の距離
#vertMarginCenter
- ロールアウト パネルとビットマップ ビューの間のピクセル単位の垂直距離
#vertMarginBottom
- 下のロールアウト パネルとビットマップ ビューの間のピクセル単位の垂直距離
#minClientWidth
- ピクセル単位のウィンドウの最小幅
#minClientHeight
- ピクセル単位のウィンドウの最小高さ
#minCleintWidth
および #minClientHeight
の値にかかわらず、ウィンドウは上の 2 つのロールアウトを合わせた幅よりも小さいサイズには変更できません。
<integer><IVFB>.GetMetric <enum>metricID
metricID enums:{#HorzMarginLeft | #HorzMarginCenter | #HorzMarginRight | #VertMarginTop | #VertMarginCenter | #VertMarginBottom | #MinClientWidth | #MinClientHeight}
現在のレイアウトの指定されたパラメータの間隔設定を返します。
詳細については、上記の説明を参照してください。
<void><IVFB>.InitLayout()
このメソッドを呼び出すと、上記のプロパティとメソッドによって現在のレイアウト セットアップが初期化されます。