このクラスは、Biped の複数のフットステップ作成パラメータを表します。このクラスのインスタンスを返すメソッドは、biped.getMultipleFSParams <gait_type_name>
です。 gait_type_name は、#walk、#run、#jump のいずれかになります。
プロパティ
<MultipleFSParams>.alternate Boolean Default: true(walk)true(run)true(jump)
右の足跡と左の足跡が交互に作成されます。[歩く] (Walk)足並みを選択すると、常に[交互] (Alternate)が選択されます。[交互] (Alternate)は、[走る] (Run)または[ジャンプ] (Jump)の足並みを選択した場合のみ解除できます。
<MultipleFSParams>.numFootsteps Integer Default: 4(walk)4(run)4(jump)
新しく作成する足跡の数を指定します。
<MultipleFSParams>.paramStrideWidth Float Default: 1.0(walk)1.0(run)1.0(jump)
歩幅の幅を、骨盤の幅の割合で設定します。値を 1.0 に設定すると、歩幅は骨盤の幅と等しくなります。値を 3.0 に設定すると、幅の広いよたよたとした足取りになります。この設定を変更すると、[歩幅 (幅)](Actual Stride Width)の値が自動的に変更されます。
歩幅設定では Biped の解剖学的な観点からパラメータを記述し、歩幅(幅)では 3ds Max の単位で値を記述します。
<MultipleFSParams>.autoTiming Boolean Default:true (walk) true (run) true (jump)
タイミング パラメータを自動的に設定します。[オートタイミング](Auto Timing)は、歩行足並みの次のタイミング パラメータに影響します。
徒歩の足跡、両足接地
[オートタイミング](Auto Timing)をオンにすると、これらのパラメータは自動的に適切な値に調整されます。歩幅(長さ)および次の足跡までの時間パラメータを調整することにより、フットステップのシーケンスをコントロールします。
オートタイミングをクリアした場合には、ゲート タイミング パラメータを調整して、足跡シーケンスをコントロールできます。ただし、次の足跡までの時間パラメータを変更することはできません。
<MultipleFSParams>.interpTiming Boolean Default: false(walk)false(run)false(jump)
一連のフットステップの加速または減速をコントロールします。
<MultipleFSParams>.multiInsertInTime Boolean Default:false (walk) false (run) false (jump) false - Start after last footstep
新規作成した足跡を、既存の足跡シーケンスの最後に追加します。
true - Start at current frame
新規作成した足跡を、既存の足跡シーケンスの後で、現在のフレームに挿入します。これにより、足跡の再開前に時間的なギャップを作り出すことができます。
<MultipleFSParams>.paramStrideLength1 Float Default: 0.75(walk)1.5(run)2.4(jump)
最初のステップのストライドの長さを、Biped のレッグの長さに対するパーセンテージで設定します。既定値の 0.75 では、通常のプロポーションの平均歩幅になります。
値を 1.0 にすると、歩幅の長さは脚の長さと同じになり、次のステップに到達するために Biped が少しストレッチします。値を 0.0 にすると、Biped はその場歩きをします。歩幅の長さを負の値にすると、Biped は後ろ向きに歩きます。
Biped が後ろ向きに歩く場合、単に前向きの動きが逆になるのではなく、正しい足の状態のシーケンスが維持され、足の指、踵の順に地面に接します。
<MultipleFSParams>.actualStrideHeight1 Float Default: 0.0(walk)0.0(run)0.0(jump)
最初のステップのフットステップ間の増減を設定します。このパラメータを使用すると、坂や階段を上り下りする足跡のセットを作成できます。
[歩幅 (高さ)](Actual Stride Height)の値は、新しく作成する各足跡の高さの差を単位で表します。正の値を設定すると上昇、負の値を設定すると下降します。
<MultipleFSParams>.cycle1 Time Default: 15f(walk)15f(run)15f(jump)
最初のステップについて、次のフットステップまでの時間を設定します。
<MultipleFSParams>.paramStrideLength2Float Default: 0.75(walk)1.5(run)2.4(jump)
最後のステップのストライドの長さを、Biped のレッグの長さに対するパーセンテージで設定します。既定値の 0.75 では、通常のプロポーションの平均歩幅になります。
値を 1.0 にすると、歩幅の長さは脚の長さと同じになり、次のステップに到達するために Biped が少しストレッチします。値を 0.0 にすると、Biped はその場歩きをします。ストライドの長さが負の値になると、Biped は後ずさりします。Biped が後ずさりする場合、単に前方に進む動作が逆になるのではありません。通常の歩く動作(つま先、かかとの順に地面に着く)は、そのまま維持されます。
<MultipleFSParams>.actualStrideHeight2Float Default: 0.0(walk)0.0(run)0.0(jump)
最後のステップのフットステップ間の増減を設定します。このパラメータを使用すると、坂や階段を上り下りする足跡のセットを作成できます。
[歩幅 (高さ)](Actual Stride Height)の値は、新しく作成する各足跡の高さの差を単位で表します。正の値を設定すると上昇、負の値を設定すると下降します。
<MultipleFSParams>.cycle2Time Default: 15f(walk)15f(run)15f(jump)
最後のステップについて、次のフットステップまでの時間を設定します。
MultipleFSParams は Biped に依存しないため、実際のストライドの長さおよび高さに、このクラスからアクセスすることはできません。paramStrideWidth 値から actualStrideWidth 値に変換する場合、paramStrideWidth 値を骨盤の幅で乗算します。
paramStrideLength 値から actualStrideLength 値に変換する場合、paramStrideLength 値を右のレッグの長さで乗算します。biped_ctrl が指定されている場合、次の方法で右のレッグの長さを計算できます。
例
legLength = distance (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:1) (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:2) -- thigh legLength += distance (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:2) (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:3) -- calf if ((biped_ctrl.rootnode).controller.leglinks) > 3 do legLength += distance (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:3) (biped.getNode biped_ctrl#rleg link:4) -- horsellink, if present