Biped の作成

次のコンストラクタ関数およびオプションの作成パラメータを使用すると、MAXScript で新しい Biped システムが作成できます。

コンストラクタ

biped.createNew <height_float> <angle_float> <wpos_point3> . . .     
<height_float>

作成する Biped の高さです。

<angle_float>

角度。0 にすると、Biped が X 軸の正の方向に向きます。

<wpos_point3>

Biped のワールド位置。これは、COM シャドウの位置です。

作成パラメータ

次の作成パラメータは任意で使用でき、どのような組み合わせでも既定値の作成パラメータを上書きできます。

注: すべての UI 制限が、キーワード パラメータに適用されます。 たとえば、arms が false に設定されている場合、fingers および fingerLinks パラメータは無視されます。
arms:Boolean Default: True   

現行の Biped にアームを生成するかどうかを指定します。

neckLinks:Integer Default: 1

Biped の首のリンクの数を指定します。

spineLinks:Integer Default: 4

Biped の背骨のリンクの数を指定します。

legLinks:Integer Default: 3

Biped の脚のリンクの数を指定します。

tailLinks:Integer Default: 0

Biped の尾のリンクの数を指定します。尾を付けない場合は 0 を指定します。

ponytail1Links:Integer Default: 0

ポニーテール リンクの数を指定します。

ponytail2Links:Integer Default: 0

ポニーテール リンクの数を指定します。

fingers:Integer Default: 1

Biped の指の数を指定します。

fingerLinks:Integer Default: 3

各指のリンクの数を設定します。

toes:Integer Default: 5

Biped のつま先の数を指定します。

toeLinks:Integer Default: 3

つま先ごとのリンクの数を設定します。

ankleAttach:Float Default: 0.2

右および左足首の、対応するフット ブロックに沿ったアタッチ ポイントを指定します。足首は、足ブロックのかかとからつま先までの中心線に沿った任意の場所に配置できます。

値 0 を指定すると、足首のアタッチ ポイントはかかとになります。値 1 を指定すると、足首のアタッチ ポイントはつま先になります。

trianglePelvis:Boolean Default: True

Physique が適用されている場合にこのコントロールを選択すると、Biped の上脚部から背骨最下部のオブジェクトにかけてリンクを作成できます。通常は、脚は Biped の pelvis (骨盤)オブジェクトにリンクされます。

骨盤領域は、Physique でメッシュを変形するときに問題になることがあります。[骨盤の三角リンク]では、メッシュ変形に対してより自然なスプラインを作成します。

triangleNeck:Boolean Default: false

triangleNeck が true の場合、脊椎の上部のリンクが鎖骨の親になります。

triangleNeck が false の場合、首の根元が鎖骨の親になります。

prop1Exists:Boolean Default: False

プロップ 1 が存在するかどうかを指定します。

prop2Exists:Boolean Default: False

プロップ 2 が存在するかどうかを指定します。

prop3Exists:Boolean Default: False

プロップ 3 が存在するかどうかを指定します。

forearmTwistLinks:Integer Default: 0

前腕リンクの数を指定します。0 の場合、[構造] (Structure)ダイアログボックスの[前腕のツイスト](Forearm Twist)はオフになり、[前腕のリンク](Forearm Links)は 2 になります。0 以外の場合、[前腕をツイスト](Forearm Twist)はオンになり、[前腕のリンク](Forearm Links)には指定された数字が入ります([前腕のリンク](Forearm Links)スピナーの下限は 2 です)。有効値は 0 から 10 の範囲です。

次の例では、既定値以外の特定の値を持ち、正面(Y 軸の負の方向)を向いた Biped を作成します

例:

    bipObj = biped.createNew 100 -90 [0,0,0] arms:true neckLinks:2 \
    spineLinks:4 legLinks:4 tailLinks:1 ponyTail1Links:1 \
    ponyTail2Links:1 fingers:5 fingerLinks:2 toes:4 \
    toeLinks:2 ankleAttach:0.3 trianglePelvis:True \
    prop1Exists:True forearmTwistLinks:4