ノード コンストラクタ

次のコンストラクタは、ノードから派生した任意の値に適用できます。

<non_wild_card_pathname>

シーンにおいて一意のノードを識別します。

<objectset>[<integer>]
<wild_card_pathname>[<integer>]

コレクションにおける n 番目のシーン オブジェクトです。

<node_constructor> [name: <string> ] \
[ prefix: <string> ] \
[ material: <material> ] \
[ target: <node> ] \
[ pos: <point3> ] \-- default [0,0,0]
[ position: <point3> ] \-- synonym for pos
[ rotation: <quat> ] \-- default 0 rotation
[ scale: <point3> ] \-- default 100% scale
[ pivot: <point3> ] \-- default normal node pivot location
[ transform: <matrix3> ] \-- default identity
[ isSelected: <boolean> ] \-- default false
[ dir: <point3> ]-- set local z direction   

「coordsys grid」が現在使用中の座標系の場合、位置と回転の値は現在のアクティブ グリッドに対する相対値になります。

<node_constructor> は、「ノードのサブクラス」でリストされているボックス、球、QuadPatch、SplineShape などのシーン ノード クラスのいずれかです。

例:

    b = box name:"foo" position:[10,10,10] height:20

すべてのノード コンストラクタには、上記のオプションのキーワード引数を指定でき、さらに一般ノード プロパティまたは特定のノード クラスのプロパティもキーワード引数として指定できます。

name キーワードは、作成したノードの名前の指定に使用できます。3ds Max では、複数のノードに同じ名前を使用できます。

prefix キーワードは、キーワード引数 name の場所に使われて、ノード名の開始部分を指定します。3ds Max は、これをもとにオブジェクトをインタラクティブに作成するときのように、一連の桁を付け加えて一意の名前を生成します。

例:

    for i in 1 to 100 do sphere prefix:"baz"
    --creates 100 spheres, giving each a unique name
    --beginning with "baz", such as $baz001, $baz002, $baz003, etc.

material キーワードを使用すると、作成したノードに指定したマテリアルを適用できます。

target キーワードを使用すると、自動的にノードの変換トラックにルックアット コントローラが適用され、指定したノードがルックアット ターゲットとして設定されます。

変換引数 posscalerotation、および pivot は、コンストラクタの呼び出しで指定されている順番で新しいオブジェクトに適用されるため、ユーザは変換の順序をコントロールできます。posscalerotation 引数は、代替手段として 1 回の実行でノードの完全な変換行列を設定可能な transform 引数と相互に排他的です。

注:

target キーワードを指定した場合は注意が必要です。ターゲット オブジェクトを指定すると、ターゲット オブジェクトと、ターゲットの元になる最後のオブジェクトが共に 3ds Max に格納されます。そのターゲット オブジェクトを削除すると、参照元のオブジェクトも削除されます。****ターゲット オブジェクトが targetobject クラスのオブジェクトの場合、参照元のオブジェクトを削除すると、ほかのオブジェクトがターゲット オブジェクトを参照している場合でも、そのターゲット オブジェクトは削除されます。

3ds Max 4では、「selection」および「$」オブジェクト セットの反復とインデックス処理のパフォーマンスが大幅に改善されました。3ds Max 4 以前のバージョンでは、インデックス処理、反復処理、または配列へのスナップショットの取り込みを行う場合、選択されたノードを検索するのにシーン全体が走査されたため、サイズの大きなシーンでは大きな遅延を引き起こしていました。バージョン 4 の「selection」オブジェクト セットは、SDK の明示的な現在の選択への直接アクセスを使用します。