プロパティ
<TextureMap>.name
すべての TextureMap サブクラスは、name
プロパティにアクセスし、コンストラクタ パラメータとして指定することができます。
メソッド
assignNewName <TextureMap>
指定されたテクスチャの名前を一意の名前に変更します。
名前の形式は「Map #1」で、番号が増加するにつれ一意性が確実になります。
renderMap <TextureMap> [into:<bitmap>] [size:<point2>] [filename:<string>] [scale:<float>]
[filter:<boolean>] [display:<boolean>] [hdr:<boolean>] [time:<time>]
[range:<point4>] [disableBitmapProxies:<boolean>]
マテリアル エディタで使用できる RenderMap 関数へのアクセスを提供します。
この関数は、与えられたテクスチャ マップのレンダリングを含むビットマップ値を返します。
オプションの into:
引数を指定すると、この関数は既存のビットマップからサイズとその他のアトリビュートを取り込んで、指定されたビットマップにマップをレンダリングします。指定しない場合は、size:
および fileName:
引数を使って新しいビットマップ値が作成されます。size:
の既定値は [200,200] です。
scale:
引数は、3D テクスチャ マップに適用されるスケール係数です。これは UV に適用される 3 次元空間におけるサーフェスのスケールであり、ビットマップ描画に表示するテクスチャの割合をコントロールします。scale:
の既定値は 1 です。
filter:
引数が true
の場合、ビットマップはフィルタ処理されます。フィルタ処理をオンにしてビットマップを再スケールすると、処理速度がかなり低下します。filter:
の既定値は false
です。
display:
引数が true
の場合、結果のビットマップは仮想フレーム バッファを使用して表示されます。それ以外の場合は、ビットマップが表示されません。display:
の既定値は false
です。
hdr:
引数が true の場合、結果のビットマップは HDR ビットマップになります。hdr:
の既定値は false
です。
引数 time:
(3ds Max 2010 以降で使用可能)が指定されている場合は、マップは指定した時刻にレンダリングされます。指定されていない場合は、マップは現在の時刻にレンダリングされます。at time <time>
コンテキストの内部でこの関数を呼び出した場合にも、マップは指定された時刻に評価されます。
range
: 引数が指定されている場合、テクスチャ全体をレンダリングする代わりに、この範囲のみがサンプリングされます。3ds Max 2019.2 Update 以降で使用可能です。既定では、range:
の値は[0,0,1,1]で、これによりマップ全体を指定します。
disableBitmapProxies
引数が true
の場合、プロキシ システムはこのレンダラに対して無効になり、最大解像度のビットマップのみが使用されます。3ds Max 2019.2 Update 以降で使用可能です。既定は 1.0 です。false
例
rm = renderMap $foo.material.diffuseMap size:[640,480] \ fileName:"foodif.bmp" save rm close rm
上の例では、オブジェクト $foo のマテリアルに割り当てられた拡散反射光マップをサイズ 640x480 のビットマップにレンダリングして、ファイル「foodif.bmp」に保存します。
rm = renderMap meditmaterials[1].diffuseMap range:[0,0,0.8,0.8] size:[1024,1024] \ fileName:"foodifuvrange.bmp" save rm close rm
上記の例は、マテリアルのサブ範囲のみをレンダリングして、「foodifuvrange.bmp」ファイルに保存します。
関連するメソッド
showTextureMap <material> [<texmap>|<material>] <boolean>
これは、シェーディングしたビューポート内のテクスチャの可視性をコントロールします。テクスチャ マップを含むマテリアル、およびオプションでそのマテリアル内でコントロールされるテクスチャ マップ、表示をオンまたはオフにするブール値引数を指定します。マルチマテリアルの場合は、影響を受ける適切なサブマテリアルを指定する必要があります。
2 番目の引数を省略した場合は、[ビューポート内でマップを表示](Show Map In Viewport)チェックボタンは 1 番目の引数として指定されたマテリアルのレベルで押され、暗黙的にこのマテリアル内のサポートされているマップが表示されます。
例
tm = checker() mat = standardMaterial diffuseMap:tm mm = multimaterial() mm[1] = mat showTextureMap mm[1] tm on
showHWTextureMap <material> [<texmap>|<material>] <boolean>
これは、シェーディングしたビューポート内のハードウェア テクスチャの可視性をコントロールします。[ハードウェア マップをビューポートに表示](Show Hardware Map in Viewport)は、[マップをビューポートに表示](Show Map In Viewports)アイコンのフライアウトです。
3ds Max 2008 以降 で使用可能です。
詳細は、[ビューポートにマップを表示](Show Map In Viewports)関数を参照してください。