OLE Demo の実行

サンプル ファイルは、次の 2 つのファイルで構成されています。

ole.ms- グラファ インタフェースを含む MAXScript スクリプト

oledemo.xls - グラファを呼び出すためのデータおよび VBA スクリプトを持つ Excel スプレッドシート

例を実行するには、「MAXScript の OLE オートメーションの設定」で説明されているように 3ds Max を必ず OLE サーバとして登録し、3ds Max を起動してスクリプト エディタ ウィンドウ内で ole.ms スクリプト ファイルを開きます。このスクリプト ファイルには、6 つの関数の定義と、これらの関数のいくつかを公開するための registerOLEInterface() の呼び出しが含まれています。スクリプト全体を選択して、テンキーの[Enter]を押すと、そのスクリプトが評価されます。これは関数を定義し、それらの関数を OLE を介して公開します。

Excel を起動し、スクリプト ディレクトリ内のスプレッドシート oledemo.xls を開きます。このスプレッドシートには、1 つのワークシートと 1 つのモジュール シートが含まれており、新しい Max メニューが定義されています。ワークシートには、作図するためのいくつかのサンプル データが含まれており、モジュール シートには、新しい 3ds Max メニュー内のメニュー アイテムを実装する VBA スクリプトが含まれています。

ワークシート sheet1 を表示します。このワークシートには、複数の地域の年 4 回の売上げの数値を表す表が含まれています。すべてのラベルおよび数値のセルをドラッグして選択し、[Max] > [Build Animated Chart]メニューを選択します。3ds Max への接続が開かれ、選択した列のラベルおよび数値が、公開されているインタフェース内の適切な関数に渡されます。次に、3ds Max を前面に移動してラベル付きのバー チャートを生成したり、一定の四半期にわたるバーをアニメートしたりできます。スライダをドラッグして、バーのアニメートを参照します。3ds Max を利用した業務のグラフ化です。

Excel の[Max] > [Render Movie]メニューは、バー チャート シーン内にカメラを作成しアニメートする、別に公開されている MAXScript 関数を呼び出し、次に、AVI ファイルに対するレンダリングを設定します。(レンダリングを中断したい場合は、次のフレームの先頭で停止するまで、[Esc]を押します - 現時点での MAXScript レンダラー インタフェースは、フレーム間のエスケープ キーのみを調べます)。