スクリプトファイルのロードと実行

スクリプトファイルは、開いて編集したり、別のスクリプトに組み込んで、そのスクリプトの実行時に自動的に実行させることができます。

保存したばかりのスクリプトを実行するには:

3ds Max をリセットします。
3ds Max のメインメニューで、[MAXScript]をクリックし、[スクリプトを起動](Run Script)メニュー項目をクリックします。

[エディタファイルを選択](Choose Editor File)ダイアログが表示されます。
box_draw.ms ファイルを選択し、[開く] (Open)をクリックします。

スクリプトファイルにあるコマンドがすぐに実行され、ボックスがシーンに配置されます。

編集のためにスクリプトファイルを開く方法:

後からスクリプトを編集してコマンドを追加する場合、まずスクリプトを開く必要があります。

[MAXScript]メニューの[スクリプトを開く](Open Script)メニュー項目をクリックします。
編集するスクリプトを選択し、[開く] (Open)をクリックします。

[スクリプトエディタ](Script Editor)ウィンドウが開き、スクリプトのテキストが表示されます。通常のテキストファイルの場合と同様に、コマンドの編集や新しいコマンドの追加ができます。変更内容を保持する場合は、スクリプトファイルを保存します。

スクリプトのコマンドを評価するには:

[リスナー] (Listener)ウィンドウのコピーや貼り付けを使わずに、[スクリプトエディタ](Script Editor)ウィンドウに直接コマンドを入力した場合は、コマンドが正しく機能するかを確認できます。

[リスナー] (Listener)ウィンドウが開いていない場合、[MAXScript]メニューの[リスナーを開く](Open Listener)メニュー項目をクリックします。
[スクリプトエディタ](Script Editor)ウィンドウで、[ツール > すべてを評価](Tools > Evaluate All)を選択します。

MAXScript によりスクリプトファイルのコマンドが評価されます。[リスナー] (Listener)ウィンドウに結果が戻ります。また、ユーザインタフェースには、そのコマンドを実行した場合と同様に正しいコマンドが送信されます。スクリプトにシンタックスエラーがある場合は、[リスナー] (Listener)ウィンドウに赤で報告されます。

スクリプトを別のスクリプトに組み込む方法:

ボックスを描くスクリプト、ボックスを修正するスクリプト、ボックスを変換するスクリプトといったように、チュートリアル別にスクリプトを記述する場合、すべてのボックス操作を持つ別の 1 つのスクリプトで、以上の 3 つのスクリプトを利用することができます。たとえば、box_draw.ms、box_mod.ms、box_trans.ms というスクリプトがあるとします。これらをすべて新しいスクリプト box_all.ms に組み込むことができます。box_all.ms のテキストは、次のようになります。

include "box_draw.ms"
include "box_mod.ms"
include "box_trans.ms"

スクリプト実行前に 3ds Max をリセットする方法:

スクリプトの実行前に、新しいシーンを始めたい場合、ソフトウェアをリセットします。

[ファイル] (File)/[リセット] (Reset)を選択します。
シーンの変更を保存するか、保存しないかに応じて、[はい-いいえ] (Yes-No)のプロンプトに対応してください。
必要なスクリプトを開いて実行します。

ヘルプファイルからコマンドをコピーするには:

チュートリアルヘルプファイルからコマンドをコピーできます。

[ヘルプ] (Help)ウィンドウで、コピーするコマンドを強調表示させます。
強調表示されたテキストを右クリックし、ポップアップメニューで[コピー] (Copy)を選択します。
[スクリプトエディタ](Script Editor)ウィンドウで、[編集 > 貼り付け] (Edit > Paste)メニューを選択し、コマンドを現在のスクリプトファイルに貼り付けます。または、キーボードの[Ctrl]+[V]を押します。

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