既存のスクリプト ファイルを実行するには、MAXScript ユーティリティ ロールアウトの[スクリプトを実行] (Run Script)ボタン、[リスナー] (Listener)メニュー バーの[ファイル] (File) > [スクリプトを実行] (Run Script)、または[3ds Max]メニュー バーの[MAXScript] > [スクリプトを実行] (Run Script)を選択します。これにより、スクリプトを選ぶ一般的な[ファイルを開く] (File Open)ダイアログ ボックスが開きます。選択したスクリプトが読み込まれ、実行されます。[リスナー] (Listener)出力ペインに結果が出力されます。
次のようにリスナーから、または他のスクリプト内から fileIn()
または executeScriptFile()
を使用して、スクリプトを実行することもできます。
fileIn <filename_string> [ quiet:<boolean> ]
ここで、<filename_string>
は文字列として評価される文字列リテラルや式であり、実行するスクリプト ファイルの名前を指定します。 スクリプト ファイルの内容は、一度に 1 つずつの式が実行され、エラーが発生すると処理は停止します。既定では、ファイルはロードされたとおりにリストされません。quiet:false
を使って、ファイルのコンテンツをリスナーに出力できます。
完全なパスが指定されていない場合に filename_string
が検索されるディレクトリのリストについては、「ファイル アクセス関数の検索動作」を参照してください。
例:
fileIn "my_script.ms"
または
scriptfile="my_script.ms"
fileIn scriptfile
スクリプト ファイルの内容は、グローバル スコープ コンテキスト内でコンパイルされます。これは filein()
メソッドが実行されるときに適用されるスコープとは異なります。 詳細は、Scope_of_Variables を参照してください。
fileIn()
メソッドは、<filename_string>
にファイル名の一部としてパスが含まれている場合、指定されたディレクトリ内でスクリプトを検索します。一致するファイルが見つからない場合は、次の場所を順番に調べます。
3ds Max 2022.1 Update 以降、fileIn()
は次の場所を検索しなくなりました。
<boolean>executeScriptFile <filename_string> [errormessage:<&variable>]
executeScriptFile()
関数は fileIn()
と似ており、次のパラメータを取ります。3ds Max 2021.1 Update以降で使用できます。