MAXScript リスナーは、テキスト エディタとコマンド プロンプト ウィンドウの機能を兼ね備えたものです。[Enter]を押すと作成したコマンドが実行されますが、テキストをスクロールして既存のコマンドを再実行したり、コマンドを編集した後に修正したコードを実行することもできます。
リスナーには以下の機能があります。
左ウィンドウ境界線の行選択マージン。カーソルを左マージンに移動すると、カーソルは右矢印に変わります。シングルクリックで行全体が選択され、クリックしてドラッグすると複数の行が選択されます。
リスナーと[スクリプト エディタ](Script Editor)ウィンドウ間でのドラッグ アンド ドロップによるテキストのコピー。
[検索 > 検索](Search > Find)または[検索 > 置換](Search > Replace)を選択すると、選択したテキストは自動的に[検索する文字列](search text)ダイアログ ボックスのフィールドにロードされます。これは、選択したテキストが他にあるかどうかを見つけるのに便利です。
テキスト入力、テキスト出力、およびエラー メッセージ テキストを識別するカラーコーディング。これらのカラーおよびバックグラウンド色ーは、いくつかの MAXScript システム グローバル変数によって制御されます。また、新しいカラーを割り当ててリスナーをカスタマイズすることもできます。
[テキスト タイプ] | 変数 | 既定値カラー |
---|---|---|
キー入力テキスト | inputTextColor |
black |
出力テキスト | outputTextColor |
blue |
エラー メッセージ テキスト | messageTextColor |
red |
リスナーのバックグラウンド色 | listenerBackgroundColor |
white |
マクロ レコーダのバックグラウンド色 | macroRecorderBackgroundColor |
色 219 195 195 |
マクロ レコーダのテキストの色 | macroRecorderTextColor |
黒 |
Python モード プロンプトの色 | pythonPromptColor |
色 255 100 0 |
リスナー ウィンドウでのコマンドについては、「リスナー コマンド」を参照してください。