関数呼び出し式は、オプションの引数リストを MAXScript 関数またはユーザ定義関数に渡します。関数によって返される値は、関数呼び出し式の結果です。<function_call>
の形式は、次のいずれかです。
<operand> { <argument> }+ -- one or more arguments
<operand> () -- no arguments
ここで <argument>
は次のいずれかになります。
<operand><name>: <operand> -- keyword argument
例:
sin a tan2 x y print (n + 1) to:debug fns[i] $box01 -- get function out of array fns move object1 [10,20,x * 3]
この構文は、カンマで区切られた引数のリスト(カッコで囲まれたリスト)を使う通常のプログラミング言語とは異なります。この構文は、次のような理由により MAXScript で採用されています。
関数に多くのオプション キーワード引数がある場合に、簡単で使いやすい構文です。
この言語は、3ds Max のコマンドライン ウィンドウで使用されています。そのため、ユーザが使い慣れたコマンドやシェル言語に形式が似ています。
ジオメトリック オブジェクト、スプライン、マテリアルなどのすべての 3ds Max オブジェクトは、関数呼び出しを使って作成されます。オブジェクト作成関数の名前は、オブジェクトのクラス名です。
例:
standard() -- create a standard material bend angle:45 -- create a bend modifier box height:20 width:40 -- create a box